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06月26日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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 ダンス&ボーカルグループ「EXILE」の新たなボーカルとなったのは21歳の時。最初の頃は、何も分からなくてもとにかくがむしゃらに頑張っていればよかった。周りも支えてくれた。ただ、活動していく中で様々なことが分かってきて、それゆえに戸惑うことも増え、ついにスランプに陥ってしまったという。


 「僕の前にボーカルを務めていたSHUNさんの存在は大きくて、どうしても後釜だけに見られてしまう。何とか自分の色を打ち出さなければと焦ったり、EXILEの一員として自分がどう存在したらいいのか分からなくなってしまったり。重ねていく経験とは裏腹にどんどん葛藤ばかりが膨らんで、思うように歌えなくなる自分がいました」


 そんなもどかしさや自分へのいら立ちが募っていた頃、共にボーカルを担うATSUSHIさんが留学を決意し、それを機にEXILE2016年から2年間、充電期間を設ける。「でもお陰で時間的にも精神的にも余裕を持つことができました。そんな中で作詞や作曲をしていたら、好きなことを生業としたはずなのに今まで全く楽しめていなかったことに気づかされたんです。この時、休むというのも仕事のうちなんだと実感しました」


 充電期間中には初のファンクラブイベントも開催し、それも気持ちを前向きにしてくれるきっかけとなった。「その頃からようやく歌が気持ち良く歌えるようになり、どの仕事も心から楽しめるようになって、その積み重ねが大きな自信になっていきました。気づいたら、厚い壁のようだったスランプも乗り越えていた」


 18年、EXILEは活動を再開する。そうしてTAKAHIROさんは以前にも増して精力的に仕事に取り組み、ソロ活動や俳優業にも力を注ぐようになった。その原動力になっているものは何なのだろうか。


 「34歳という今の年齢になってもなお緊張感のある、新たな挑戦をさせてもらえていることでしょうか。それは本当にうれしいことですし、だから全力で頑張りたくなる。現在公開中の映画『僕に、会いたかった』も長編作品単独初主演というプレッシャーはありましたが、演技など新たなことがたくさん学べました」


 10人以上のメンバーのいるEXILEにおいて、チームを円滑にするために心がけていることも聞いた。「支え合って刺激し合い、いろんなものを共有し、盛り上げ合うことを大切にしています。ただ、みんなそれぞれの価値観があるので、自分の思いを変に押しつけたりはしない。そして多少何か気になることがあっても、引きずらないように努めています」

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