|
定職を持たないフリーターは、2010年にはピークの476万人になり、企業の正社員になる場合に比べ、個人消費は9兆8000億円減少する。UFJ総合研究所がこんな試算をまとめた。フリーターの増加で、名目国内総生産(GDP)を1.9%下げ、税収も1兆4000億円低くなるという。
内閣府によると、01年のフリーター人口は417万人。調査では、パート・アルバイト人口の増え方は過去と同じとし、10年までに景気が回復することを前提にすると、10年には01年より59万人増え、ピークに達すると予測している。
01年の統計で試算すると、平均年収は正社員387万円に対してフリーターは106万円(いずれも15〜34歳)。フリーターの年間消費額は103万9000円で、正社員(282万9000円)に比べ半額以下になるという。
1人あたりの納税額でも、フリーターの住民税と所得税、消費税の合計は、正社員に比べて5分の1の年間6万8000円となる。
フリーター層の増加に伴って税収や個人消費に与える影響も大きくなる。ただ、フリーターは企業のコスト削減につながり、浮いた資金を設備投資へ振り向けて企業や経済の活性化につながる面もあるため、GDPへの実際の影響は試算よりもやや小さくなる、との見方もある。
(2004/03/06)
|