どう見ても後輩の方が軒並みいい会社に入っているじゃないか。
たった数年前まで不況一色だったのに、いまや採用バブル。
あと1年遅く生まれれば。ロスジェネ世代の理不尽な想いと怒り。
(AERA編集部・木村恵子、福井洋平)
◇
10万1900人。
「就職氷河期」(1995〜2005年)に就職せざるを得なかった「ロストジェネレーション」の最後の年代(ストレートでいま25歳)が、もしたった1年遅く生まれていたら、これだけの求人が増えていた。
2005年春の大学卒業者を対象とした求人数は59万6900人だったのに、06年春には69万8800人に。2年遅かったら82万5000人、3年遅かったら、93万2600人と33万人余りも増えた。
たった数年の違いで、就職の可能性は確実に広がっていた。自分の努力ではいかんともしがたい「生まれた年」が、こんなにも人生を左右するとは――。
旅行会社に勤めるトモコさん(28)は日々、その理不尽さを痛感している。
入社1年目の後輩女子は「奇行」三昧。地方出張の時、出発集合時間になっても現れないので電話をかけると、
「すみません。寝坊しました」
一人、午後から合流。別の日には、本社に期日必着の重要なレポートを、
「あっ、忘れてました」
と悪びれず、一人別便で提出。資料作りに追われる上司を見かねて、トモコさんが手伝っているのに、彼女は全く気づかず、自分の仕事をマイペースにこなすだけ。
「悪気はないようだけど、とにかくお気楽で鈍感。苦労してやっと就職できた私たちとは、働けることに対するありがたさが全然違うんですよ」
●仕事量多いのに低収入
どうしようもないと思っている後輩なのに、トモコさんとの決定的な「格差」がある。後輩は正社員、トモコさんは契約社員なのだ。
「仕事の内容は全く変わらない。それどころか、頼りない正社員より契約社員の方が任される仕事量は多い。でも、契約社員にはボーナスがなくて圧倒的に収入が低い。おかしくありませんか」
03年入社のトモコさんは「就職氷河期」末期だったが、07年入社のこの後輩は「超売り手市場」組。
「大学4年の4月には内定をもらってたから結構遊べました」
と余裕で話す後輩に怒りは頂点に達した。
トモコさんは都内の有名女子大卒。大学3年の2月から就職活動を始めたが、書類選考で数十社落とされた。心外だとは思いつつも、「修正が加えられて実物よりよく写る」と評判の伊勢丹写真室で顔写真の再撮。自分を偽らないと、書類さえパスしないという不条理に目をつぶりながら、面接に挑むしかなかった。
正社員採用で挑戦したこの旅行会社は最終面接で落とされた。4年生の秋まで就職活動を続け、やっと契約社員で内定をもらい、もうこれ以上やったら卒論も書けないと思ってやめた。
雇用形態はともかく希望職種に就けたことを喜んでいたのに、06年あたりからどうも腑に落ちなくなった。就職バブル復活で、同じ部署に配属される新入社員は年々増え、働き方は冒頭の後輩に代表されるユルい感じ。私の苦労は何だったの?
「あんなにお金かけたのにね」
同じ会社の契約社員の後輩は、専門学校卒や短大卒がほとんどだと知った母親から、私立大に苦労して行かせたのに……と、恨み節を吐かれた時には、情けなくなった。
たった数年なのに――。日本中が不況だったから就職難も受け入れざるを得なかったロスジェネ世代。だが、経済状況が変わったからといって、06年入社組以降の「ポスト・ロスジェネ」(ポスロス)世代が漂わせる楽勝ムードには怒りが募る。
●大手銀行が人気第1位
フリーター3年目のカズオさん(26)は、ポスロス世代の大学の後輩からこう言われた。
「都銀内定は僕たちの世代では当たり前ですよ。都銀は、第一関門のセンター試験みたいなもんです。ここに落ちたら他には行けません」
確かに、みずほフィナンシャルグループの採用は04年に約500人だったが、08年春の採用計画では5倍の約2500人に増えた。大手企業は軒並み採用を急増させている。
カズオさんが感じる羨ましさは、単に大企業に正社員で就職しやすいというだけではない。「正社員」を素直に望めること自体が羨ましいのだ。
就職氷河期、大リストラといった不況下の企業事情を知っているから、カズオさん世代は企業に夢を抱けなかった。日本企業にまじめに就職するなんて愚の骨頂のようにも言われ、03年は起業ブームが巻き起こった。ホリエモンブームがその象徴だった。
カズオさんも満員電車に揺られるサラリーマンなんてまっぴらゴメンで、自由に生きたいと大学卒業後スタイリストの専門学校へ。でも結局収入は安定せず、アルバイト生活が続いた。数年後、自由をはき違えたと気づく。単純作業しかできず、雇用主の都合で勝手に切られる非正社員は、スキルを蓄積できる正社員と能力差がドンドン広がっていくことを実感している。
「今の生活はあんまりにも先が見えない。就職時期が数年後だったら、オレも違ったかなって思いますよ」
大企業を「旧体制」と切って捨てたホリエモン的価値観は、ちょうどポスロス世代の就職時期に、彼の失墜もあり衰退した。リクルートの調べでは、08年春卒業予定の大学生の就職志望企業ランキングでは、みずほフィナンシャルグループが1位。大手銀行がトップになったのは、94年以来14年ぶりだ。
●就活後遺症が続く
自身がロスジェネ世代で、ニートの就職支援相談などをするNPO「コトバノアトリエ」を主宰する山本繁さん(29)は、大企業志向が必ずしも幸せに繋がるかは分からないとしながらも、こう語る。
「相談に来るのは、20代後半以上のロスジェネ世代ばかり。景気回復の恩恵を受けられる世代とそうでない世代の差は大きい。ロスジェネの中には、就職活動時にあまりにも落とされ続けた後遺症で、門戸が広がった今、もう一度挑戦したらとアドバイスしても、一歩を踏み出すことすらできない人もいる」
ロスジェネの悲劇は就活にとどまらず連鎖する。
神戸市のヒロシさん(25)はちょうど親世代が、山一証券破綻に代表される最大の不況の波をもろに受けた。父の勤める会社は、ヒロシさんが高校時代に倒産。進学先は自宅から通える公立大学で、浪人なしという選択肢に限られた。大学院という希望も断念。氷河期の04年に過酷な就職活動をせざるを得ず、うつ病になって入院した。
半年の療養後やっとメーカーに勤めたのに、入社後はさらに過酷だった。採用人数が少なく、同じ部署に同期はゼロ。採用控えが続いてきたので一番年齢が近い先輩でも10歳上。悩みも相談できず、ほったらかしにされた。2年で辞めた。
「人生の出発地点の運が悪いと、そのままずっと苦悩がつきまとうような気さえします」
ヒロシさんには大学生の弟がいる。「就職バブル復活」のニュースを見て、全然焦りはなさそう。人生を悲観的に見てしまうか、楽観的に見られるか。経済状況は人生観にさえ大きく影響する。
●仕事あるからいい
ポスロス世代はやっぱり楽観的だ。06年に新卒で、アパレル関連の会社に就職したミキさん(24)は、
「就職で苦労した覚えはあまりありません」
面接では、大学のテニスサークルで「合宿係」として宿の手配をしたり、ゲームを考えたりしたという話をした覚えしかない。希望職種に就けたのに、翌年にはあっさり転職した。
「職場が分煙されてなかったから耐えられなくて」
日本企業より分煙がきっちりしている外資系食品会社に楽々と入った。7歳上の兄からは、
「お前は楽でいいな」
と愚痴られた。兄は就職した後も、ビジネススクールに通いMBAを取得し、転職を果たした。自分に武器を持たなければと必死なのだという。ミキさんは、そこまで必死になる気持ちが全然理解できない。
「私の同級生には仕事のために資格を取ろうという熱意のある人は誰もいません。そんなことしなくたって仕事があるんだからいいじゃないですか」
お気楽なポスロス世代を見てますます理不尽さを募らせるロスジェネ世代。
今回の取材でも、ロスジェネ世代の多くは、いかに不遇かを訴えた。しかし不思議なことに、ポスロス世代に生まれればよかったと真に思っているか、と聞くとそうでもない人も多かった。
ベンチャー系の出版社に勤めるツヨシさん(27)は、ポスロス世代の後輩が会社を辞めて、1年間「自分探し」の世界放浪の旅に行くのを哀れな思いで見送った。
「簡単に会社を辞めるのは、簡単に入れたから。でも、『自分』なんて路上に転がっているもんじゃない。苦労しながら働き続ける中で見つかるんじゃないかと思うんです」
元々大企業志向ではなかったが、もし今の時代みたいに、売り手市場に放りだされたら、フラフラ社会的に聞こえのいい大企業に吸い寄せられていたかもしれない。ベンチャーに入ったからこそ、今の自分があると思う。入社時に、上司からこう言われた。
「お前を養うつもりはないよ」
即戦力として働けという意味だった。業績によってボーナスは大きく左右されるので必死に営業した。企画から営業まで一通りを若手が自分の責任で担当できるのも訓練になった。
「うちで3年働いたらどこででも通用するなって自信がつきました」
●サバイブ力に欠ける
就職活動のセミナーを行う「就活カレッジ」の社長、遠藤彰二さん(24)も、05年に親会社のベンチャー企業「ネオキャリア」に入社したロスジェネ最後の年代。ポスロス世代の就職活動支援をしながら、むしろ下世代はかわいそうな面もあると感じている。
「今は学生に来てほしい企業側が至れり尽くせりで情報を提供して、就職への道をつくってくれる。就職に苦労するのは圧倒的にロスジェネ世代だったけれど、ラクに入った世代は会社に入ってからのサバイブ力に欠ける、という意味では、結局損をしているのかもしれないと思います」
昨年末、就活カレッジが開いた、大学3年生対象のセミナー。余裕なはずのポスロス世代なのに、意外にも焦った様子だった。着慣れないリクルートスーツに身を包んだ男女合わせて約30人が集まる会場に、全然楽観的なムードはない。
「周りには年内に内内定が出ている人もいる。むしろ二極化が激しくなって、全然楽勝なんて言ってられません」
「みんなの就職が難しかった不況時代と違って、自分だけが取り残されそう。時代のせいにもできないので、なんだか今の方が焦りが大きい」
ロスジェネとポスト・ロスジェネ。本当に「ロスト」しているのはどちらなのか。答えは簡単ではないが、一見得をしているポスロスの落とし穴を次ページに掲載した。
(文中カタカナ名は仮名)
■安定志向こそロストだ ポスロス世代の落とし穴
就活は楽勝だったポスト・ロスジェネ世代。
でも社会では、その甘さが命取りになるかも。
◇
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』の著者で人事コンサルタントの城繁幸さん(34)は、昨年ごろから就職相談に訪れる学生や、その親たちからの相談内容が変わったと感じている。
「最近は、安定してずっと勤められる会社はどこですか、どうしたら入れますかという相談が増えている。就職氷河期は、どうしたらキャリアアップできるか、今身につけるべき資格や技術は何かという質問が多かったんですが……」
城さんは著書で、「3年で辞める」若者の中には、氷河期時代の厳しい就活を勝ち抜いた結果、一つの企業で生ぬるく働き続けることに飽きたらず、ステップアップを求めて辞めていく人たちがいると指摘した。だが、就職状況が好転したここ1、2年の学生を見ていると、そういう転職志向は減っているのではないかと感じる。
●昭和時代の価値観復活
「就職氷河期が終わった途端、昭和時代のような会社にしがみつく価値観が復活した。でも勘違いしてはいけないのは、たまたま就職状況がラクだったとは言え、会社が丸抱えで人生の面倒をみてくれるような機能は、もう日本のどこにも残っていないということなんです」
会社に入れば、同期の数が少ないロスジェネ世代より、大量採用されたポスト・ロスジェネ世代の方が、社内での生き残り競争は厳しい。一転して景気が悪化すれば、リストラ対象になるのもだぶついた世代だ。
「本当は最も危機感を持たなければいけない世代なのに、就職期に時代錯誤の価値観を与えられて、人生設計に対する見通しが甘くなってしまうのではないでしょうか」
若年層の労働問題に取り組むNPO法人「POSSE」を立ち上げた一橋大大学院生の今野晴貴さん(24)も、ポスロス世代が就職状況から、将来まで安泰と錯覚する危険を指摘する。
そもそもロスジェネとポスロスの格差を決定付けるのは、「大企業に正社員就職できた人」は勝ち組、「正社員就職できなかった人」は負け組とする価値観。
「正社員なら安泰と言えた旧来の日本だったら、その分け方は通用したでしょう。でも今の20代が直面しているのは、正社員であっても年功序列も終身雇用も保障されているわけではない社会。たまたま就職活動の時期に景気がよかった世代も、悪かった世代も、『将来が見えない』という点では共通している」
●こんなに甘やかして
将来が見えない時代を生きなければならない20代が目指す働き方として、今野さんは、「style3」という政策提言をホームページ上で公開している。
「ほしいのは、正社員、非正社員にとらわれない第3の道」
第3の道とは、正社員、非正社員にかかわらず、やった仕事で評価が決まる仕組みのこと。
そういう働き方を支援するため、会社外で仕事の技術を身につける仕組みや雇用保険制度の充実など制度も変えていく必要があると訴える。
甘えている、お気楽と見られがちなポスロス世代の中にも、危機感を抱く人はいる。
景気回復後に就職した大手保険会社の人事で働く女性(24)は採用を担当している。今の学生を見ていると、
「こんなに学生を甘やかして、社会人になって大丈夫なのだろうか」
と不安になる。
学生に向けた丁寧な情報提供、インターンなど職場体験の幅広い機会……。まるで会社が学生に頭を下げて来てもらうために必死になっている様子は、どう考えてもおかしい。自分も、比較的ラクに正社員切符を手に入れた世代。だが、
「会社に入ってからも、待ってればチャンスが降ってくると勘違いしてはダメだと、就職してからつくづく思っています」
「ロストジェネレーション」とは、バブル経済崩壊後の「失われた10年」に社会に出た世代。不安定な雇用状況に翻弄され続けている。
●20代よ、内ゲバするな
ロスジェネ世代でフリーターの赤木智弘さん(32)は、著書『若者を見殺しにする国』でこう嘆いた。
「何よりもキツイのは、そうした私たちの苦境を世間がまったく理解してくれないことだ。(中略)『マトモな仕事につけなくてたいへんだ』という愚痴には(中略)嘲笑を浴びせる」
彼のサイトには、
「就職できなかったのは、君の努力が足りなかったからだ」
「東京にはいくらでも職がある」
などと書き込まれる。「ロスト」しているのは、あくまでも個人の努力と能力によるものだ、という考えは根強い。
だが、『「ニート」って言うな!』などの共著がある東北大大学院生の後藤和智さん(23)は、こう話す。
「正社員になりづらかったという環境もなりやすいという環境も、自分たちのせいでできたものではなく上の世代から与えられたもの。全員が生活を不安定にさせられている世代なのに、内ゲバしてどうするんですか」
■時給800円のトイレ掃除で知った非正規雇用の苦労 ロスジェネ議員杉村太蔵が語る
私の最終学歴は筑波大学中退。背景には就職氷河期という存在があります。
学生時代は社会保険労務士や弁護士などみんなが資格を目指した時代。私も2年生から、大学から3時間離れた司法試験予備校に通いました。4年生からは3年間就職活動もし、100社近くエントリーしたのですが、最終面接に行ったのは2004年の大手損保会社くらい。私の奥さんは同じ年、その社の一般職で採用されているので、よく家でバカにされてます。
最後はツアーコンダクターになろうと小さな旅行会社を受け、歌も踊りもテニスもできるとアピールしたんですが、落とされて心底がっくりしました。「俺の何がいけないんだ!」と。資格試験も就職試験もダメ。立ち直れず大学も中退してしまいました。
いつまでも落ち込んでいるわけにいかないので、インターネットで外資系企業が入るオフィスビルの清掃員の求人を見て応募。時給800〜900円で、朝6時から仕事。トイレ掃除もしました。トイレには会社の偉い方もよく来る。「舐められるくらい磨きました! どうぞ」とか挨拶をしていたら、英語と証券外務員の試験を受けてみないかと声をかけられ、資格をとって05年9月にようやく契約社員になりました。そしたらその10日後に衆院議員に当選。まさか当選とは思わなかったからびっくりしましたね。
そんな苦労をしたからこそ、就職状況の違いによる格差の是正には本当に力を尽くしたい。政治家としてのライフワークは、「新卒採用」という言葉の撤廃。景気のいい時に人をたくさん採用し、悪い時に採用を絞る。これ自体は自由主義経済下では仕方のないことですが、新卒で採用されず、1年間自分の足りなかった点を伸ばして再チャレンジすることが、今の日本ではできない。非常に厳しい就職状況のため、非正規雇用にならざるを得なかった人にもう一度チャンスを与えられる環境を作らないといけません。
若者に安定した労働環境を提示することは、少子化の防止にもつながるでしょう。私が家内にプロポーズできた一つの理由は、国会議員になって安定収入を得られるようになったことですから。
*
すぎむら・たいぞう/1979年、北海道旭川市生まれ。05年に自民党の候補者公募に合格し、同年9月の「郵政選挙」で衆議院初当選。06年に結婚
■ロスジェネとポスロスの歩み
1985年 日航ジャンボ墜落事故
86 男女雇用機会均等法施行
87 「フリーター」という言葉生まれる
88 リクルート事件発覚。金権政治批判
★89 消費税導入
★90 バブル崩壊
★91 バブル崩壊の影響はまだ小さく、大卒の求人倍率2.86でピーク
★92 第2土曜日が休日に
93 自民政権崩壊 ゼネコン汚職
☆94 流行語大賞に「就職氷河期」
☆95 地下鉄サリン事件 阪神淡路大震災
☆96 薬害エイズ事件。官僚不信が強まる
☆97 山一・拓銀破綻。銀行の不良債権問題 就職協定廃止
☆98 大蔵キャリア官僚汚職
☆99 iモード導入 人材派遣の自由化で、非正規雇用が広がる
☆00 大卒の求人倍率が1倍を割り最低に 「17歳」の事件が相次ぐ
☆01 小泉ブーム 米同時多発テロ ITバブル崩壊
☆02 学校完全週休2日制 サッカー日韓W杯
☆03 起業ブーム。「年収300万円」が流行語に
☆04 ホリエモンブーム 『ニート』出版 「第二新卒」の就職さかん。製造業への人材派遣解禁
☆05 電車男でオタクブーム 『下流社会』出版
06 ホリエモン逮捕 「格差社会」が流行語に 大卒求人倍率が1.6に回復
07 ワーキングプアが社会問題化 団塊世代が大量退職する07年問題
08 大卒求人倍率がバブル期の92年以来初めて2倍を超える
(★バブル期、☆就職氷河期)
◆ロスジェネ[27歳]
1980年 誕生
87 小学校入学
93 中学校入学
・強まる就職氷河期がやってきたことをじわりと感じさせられる
・企業破綻の続出で親がリストラされるケースも。大学は私立断念など進路に影響も
96 高校入学
99 大学入学
・就職難時代の末期。地道な努力で就職するより、起業で一発当てるか、ベンチャーでデカいことを、と目論む
・進路は公務員志向。警察も教員も軒並み高い競争倍率
03 就職
・会社では、就職難で採用控えが続いていたので、新人の扱いに困られる
・ベンチャー神話は崩れ、数年下の後輩は大企業志向に。数年でこうも価値観が変わるなんて……と苦い思い
◆ポスト・ロスジェネ[22歳]
1985年 誕生
92 小学校入学
・土曜の休みには文化鑑賞も。「ゆるさ」と「自分探し」に磨きがかかる
98 中学校入学
・中学時代から携帯を持つ人多し。情報収集能力と情報発信力にたける
01 高校入学
・不況の中、大学の進路選びでも理系人気。将来の就職を見越して準備着々
04 大学入学
・ベンチャー・起業神話が崩れて現実的な就職先を考えるようになる
・団塊の退職が追い風で、新卒採用枠が増えてラッキー
08 就職
・大企業志向強まる
・リクルートの志望企業ランキングで08年春卒では、みずほフィナンシャルグループが1位。銀行がトップになるのは14年ぶり