まだ内定の出ていない今年の4年生に向け、東洋大学キャリア形成支援センターは卒業を控えた3月に「4年生対象・バックアップセミナー」を開いた。東日本大震災のあった3月11日にも開催。この「就職活動がうまくいかない」4年生のためのセミナーは2月から3月まで全6回あり、「ミニ模擬試験」「個別相談」「模擬面接」などの内容が盛り込まれた。このほか、立正大学、聖学院大学とタイアップした全5回「あきらめない4年生への就活支援スクール」も2月末から3月はじめに開催している。(フリーランスライター・杉山由美子)
もちろん3年生は就活たけなわで、そのプログラムも多い。今年は例年より早く3年生も動き出しているが、あくまで3生年と4年生は別プログラム。東洋大学では冬期休暇中に就職未定の4年生の保護者にDМを送った。「大学には求人票がまだ来ています。あきらめないで就活をつづければ、きっといい成果が出ます。就職支援センターに相談に来るように言ってください」必死の思いが伝わったのか。お正月に保護者と話し合って気を取り直した学生173名が1月20日のセミナーに参加したという。「動いてくれれば情報を提供できる。再度、取り組もうという気持ちになるのがだいじ」と話す。
1月2月には4年生向け中小企業学内説明会も行った。まだ募集したいと考えている中小企業も多い。情報を入手し、中小企業と学生をしっかりつなげていけば就職率は上向いていくというたしかな手ごたえがあるという。4年生のこの時期に決まっていない学生すべてが、1年以上就活しているとはかぎらない。部活や卒論に時間をとられていた学生もいる。その事情はさまざまだからこそ相談に乗る必要があるのだ。