金谷千慧子さん
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主催した「ワーク・ライフ・バランス推進フォーラム大阪」で、挨拶に立つ金谷さん。会場には企業の人事部長や自治体の関係者ら120名が詰めかけた=10月15日、大阪市北区
金谷さんらが創設した「ハッピーキャリア企業表彰」制度で、優秀賞を受けた4社の代表との座談会。いずれも魅力あふれる中小企業という。
NPO法人「女性と仕事研究所」代表の金谷千慧子さんは、女性の結婚・出産退職が当然とされた時代から一貫して、女性が働きがいを持って働き続けられる社会の構築をめざし、活動してきました。時代は移って、女性も男性も 就職が難しい今。金谷さんは「チャンスは、中小企業にこそある」とにこやかに語ります。そのココロは?
――「就職氷河期」や「不況」という文字が新聞やネット上にあふれています
求人倍率が0.5倍などというのは、一部の大企業の話。日本の企業の99.7%を占める中小企業の2011年度大学新卒の求人倍率は4.41倍(リクルート社調べ)で、たいへんな人手不足なんです。つまり就職氷河期は、「何が何でも大企業へ」という学生と、企業とのミスマッチの産物です。
不況についても、確かに公共事業で利益を上げてきた建設業や輸出中心の製造業の経営は、厳しくなっているでしょう。でもIT関連のベンチャー企業はぐんぐん伸びていますし、医療や介護、サービス業など人の手を使う事業は、常に人手不足です。時代が変われば、ニーズも変わります。就活生の皆さんも、そろそろ意識を変えなければ…。
――具体的に、どのような意識改革が必要でしょう
「大企業に入れば一生安心」「大企業の一般事務こそOLの華」みたいな考えは、捨てましょう。大企業の名前にあこがれて何十社もの試験を受けても、おそらく無駄です。大切なのは、自分が就職して何をしたいのか、どんな成長を遂げたいのか、自分自身の将来設計やキャリアデザインをはっきり描くこと。こうして静かに自分に向き合ったとき、思わぬチャンスを見つけることができます。大企業ではなく、中小企業の中に。
編集プロダクションで百貨店の情報誌やカタログを作成していましたが妊娠を機に退社。2男1女出産後、「就活」するも再就職は未だ成らず、万年就活中のフリーライターです。地域情報紙や介護雑誌などに、インタビューや介護・医療問題について執筆中。いまの関心事は「地域で幸せな死を迎えるには」「きもの暮らし」。