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「人は、見えない努力を見ている」(1/4ページ)

2011年1月25日

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写真藤原書店社長・藤原良雄さん   ※写真をクリックすると拡大します 写真 藤原書店が出版した本の前で語る(東京都新宿区)。ブローデル『地中海』(全5巻)、鶴見祐輔『<決定版>正伝 後藤新平』(全8分冊)など、専門家、読書家垂涎の良書が並んでいる。

 若者の「活字離れ」が叫ばれる一方で、出版社で働きたい、編集者になりたいという学生は少なくありません。出版不況で大手出版社が苦戦するなか、社員20名ほどを率い、売れないといわれる堅い本を次々刊行して成功しているのが「藤原書店」社長の藤原良雄さんです。昨年のノーベル平和賞受賞者、劉暁波氏の本をいち早く出したことでも話題になりました。藤原さんに、志を持って働くことの大切さをうかがいました。

――もともと編集者志望だったのですか

 いいえ。大学では団塊世代の一員として社会科学を学び、大学紛争のなか、マルクス主義に代わる歴史観や世界観を求めて、あらゆる本を読んでいました。そのうち、人を育てる私塾を開きたいと思うようになったんです。しかし20代の若造では、いかにも貫禄がない。東京でしばらく修業しようと、ゼミの先生の紹介で出版社の「新評論」へ。これが編集との出合いです。本当は損保会社の採用試験に合格していましたが、大企業は苦手なので断ったんですよ。

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プロフィール

渡部せつ子さん写真

筆者 渡部せつ子(わたなべ・せつこ) フリーライター

 編集プロダクションで百貨店の情報誌やカタログを作成していましたが妊娠を機に退社。2男1女出産後、「就活」するも再就職は未だ成らず、万年就活中のフリーライターです。地域情報紙や介護雑誌などに、インタビューや介護・医療問題について執筆中。いまの関心事は「地域で幸せな死を迎えるには」「きもの暮らし」。

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