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    選択肢は大企業か中小企業かではなく、あなたがどう生きどう死んでいくか(1/5ページ)

    2013年3月19日

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    写真柴田久美子さん=撮影:渡部せつ子   ※写真をクリックすると拡大します

     「看取り士」とは、なごみの里代表の柴田久美子さんが波乱の人生を経て生み出した職業です。亡くなっていく人の手を握り抱きしめて送る、それが仕事です。この写真のとおり、柴田さんはまぁるい笑顔で、ゆっくりとやさしく死を語ります。「死と向き合うとき、人生の目的が見えてくる」と。さて、就活生の皆さん、あなたはどのような生と死を思い、就活に臨んでいますか。

    ――「看取り士」は、どのような仕事をする人ですか

     「住み慣れた自宅で自然な最期を迎えたい人に24時間・365日寄り添い、旅立ちを支援します。多くの幸齢者(高齢者)や、がんなどで余命宣告を受けた方々は、自宅で安らかな死を迎えたいと考えられるケースが多いんです。でも一人暮らしだったり、家族が在宅死を不安がったりすると、いくら本人が願っても難しい。そこで私たちは“看取り士”を養成し、地域の見守りボランティア“エンゼルチーム”と協力して、在宅で尊厳のある死を迎えられる仕組みを作りました。看取り士は現在全国に18名。旅立ちには様々なトラブルがつきものですから、それらを解決しながら、ご本人が思い通りに旅立って行けるように調整していくのが看取り士の役目です」

    ――柴田さんのおっしゃる安らかな最期とは、どういうものでしょうか

     「私は幸齢者をこの腕に抱きしめて看取ります。最期のときには希望のパワーを幸齢者からたくさん受け取ります。私はこれを命のバトンと呼んでいるのですが、どんなに辛い人生でも、最期のこの瞬間が幸せであったら、いい人生になるといいます。そういう命の受け渡しに若い人にも関わってほしい、エネルギーを受け取ってほしいと願っています」

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    プロフィール

    渡部せつ子さん写真

    筆者 渡部せつ子(わたなべ・せつこ) フリーライター

      出産を機に編集プロダクションを退社。その後、数十社を回り「就活」しましたが子連れでは再就職はかなわず。その憤りが原動力となって、フェミニズムに目覚め、年齢を重ねながら高齢者問題、介護、医療、看取りへと、テーマを広げてきました。私にとって働くことは生きること。このコーナーでは、私自身が会いたい方にインタビューを敢行、読者の皆さんと一緒に考え、議論を巻き起こしたいと考えています。今の関心事は「最期まで働ける社会を構築すること」「きもので傾聴ボランティア」。

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