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探偵ナイトスクープ玉手箱

特異な恐怖症 治します

2010年4月15日

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写真シール恐怖症の依頼女性(写真左)と探偵の長原成樹=16日放送の番組から

 「探偵!ナイトスクープ」は、駆け込み寺のようだ。そう感じることがある。聞いたこともない特異な恐怖症について、相談が寄せられるときだ。本人はどこに相談したらいいのか分からず、考えあぐね、大まじめな文面で依頼を寄せてくる。

 過去に扱った恐怖症には、風船恐怖症、ぬいぐるみ恐怖症、ゴキブリ恐怖症などがあったが、とりわけ興味深かったのは、こいのぼり恐怖症と枯れ葉恐怖症だ。なぜこいのぼりや枯れ葉といった安全な物体が怖いのか、という理由はともかく、なんとか完治させてあげなければならない。

 こいのぼりの季節にはうつむいて道を歩くというこいのぼり恐怖症の20代の女性は、聞き込んでいくと、実はもともと魚のコイに恐怖を感じていた。コイは怖くないと念じ、コイに触ってなじむ訓練を積む中で、恐怖感が薄れていき、恐怖症も癒えていった。

 枯れ葉恐怖症の30代の男性は、その原因は何かを探る作業から始まった。すると、こんな事実が判明した。2、3歳のころ、「なんで葉っぱは枯れていくの?」と聞いた男性に対し、お母さんが「生きていた葉っぱが死んだからよ」と答えた。それ以来、枯れ葉は死をイメージするものとして恐怖の対象になってしまったのだ。こうした理解にのっとって、心理療法などを施したところ、つきものが落ちたようにケロリと治った。今まで30年もの恐怖は何だったのかと思うほどである。

 さて、今月16日の放送に「シール恐怖症」の女性が登場する。22歳の名古屋の主婦はシールが怖くて、触ることも近づくこともできない。3歳と1歳の子どもがいるが、成長して外からシールを持ち帰ってきたら、どうしよう。何とか今のうちに治しておきたいというのである。なんでまたシールが怖くなってしまったのか。どのように克服されてゆくのか。ナイトスクープの“治癒シリーズ”の妙味を、とくとお楽しみあれ。

筆者プロフィール

松本修さん写真

松本 修(まつもと・おさむ)

 1949年、滋賀県出身。朝日放送(ABC)入社以来、一貫して娯楽番組を手がける。探偵!ナイトスクープは金曜深夜の放送で、西田敏行や桂小枝らが出演中。

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