新しい秘書役に決まった、バイオリニストでタレントの松尾依里佳さん(左)
岡部まり秘書が4月に急きょ番組降板となり、空席となった秘書の役を4カ月以上にわたって探偵が順繰りに代行してきたが、いよいよ来週9月3日の放送から待望の新秘書が登場する。
松尾依里佳(えりか)さん、大阪育ちで26歳のバイオリニスト。先日、松尾さんを加えて初収録を行った。それまで男たちばかりでしのいできたのと異なって、スタジオがひときわ明るく華やいだ。みずみずしい新秘書は、探偵局全員に祝福されて上々のデビューを飾る。
紅一点の新秘書を選ぶまでにいささか時間がかかった。秘書は、番組の単なるアシスタントではない。「探偵局」という虚構のシチュエーションで秘書の役を演じきってもらわねばならない。
だから、たとえば女子アナに任せるのは適切ではないというのがスタッフの一致した考えだった。また依頼文を滑らかに読めるシャキシャキしたキャスター系の女性タレントもたくさんいるけれど、そんな堂々たるプロよりも、もっとふつうの女性として、明るくおっとりとした自然体で番組に溶け込んでくれる人のほうが好ましく思われた。
品があって控えめで、感受性豊かで親しみやすい、そんな女性はどこにいるのか。理想の秘書を求めて、歌手やスポーツ選手を兼ねるタレントさんにも会ってみた。タレント業以外に、確たる自分の分野を持っている人には独特の魅力が感じられた。
私たちが白羽の矢を立てたのは、大学時代からバイオリニストとして活躍してきた松尾さんだった。彼女はまた、幼少のころから「ナイトスクープ」に親しんで育った娘でもあった。
西田局長は新秘書にいきなり「メロメロ」。局長がすぐに見抜いたように、しなやかな感性と知性に満ちた明るい女性である。これからの彼女の伸びやかな立ち居振る舞いそのものが、番組の新しい魅力となるだろう。とても楽しみだ。
1949年、滋賀県出身。朝日放送(ABC)入社以来、一貫して娯楽番組を手がける。探偵!ナイトスクープは金曜深夜の放送で、西田敏行や桂小枝らが出演中。
ジョーンズとの出会い、そして「太平洋序曲」のころを振り返りながら、ウエストエンド公演への抱負と作品への思いを聞いた。