大阪府の橋下徹知事は9日の臨時府議会で、09年度中に廃止される国際児童文学館(吹田市)について「大阪の文学館が特に子どもたちにいい影響を与えているのであれば、他の都道府県にない効果が見えると思う。だが、全国学力調査では特に読解力がないということになっている」と答弁し、改めて同館の存続を否定した。
共産の山本陽子府議が「大阪の財産の損失になる」と見直しを求めたのに答えた。
また、文学館の運営財団の理事長を故・司馬遼太郎さんが務めていたことから、山本府議は「司馬さんの嘆き 聞こえそう」という見出しの朝日新聞記事を取り上げ、「どう受け止めるか」と質問。
橋下知事は「あれは記者の意見で司馬さんの意見でない」と述べたうえで、「いろんな見解があるのは承知しているが、メディアに取り上げられている意見だけで判断するつもりはない」と答えた。