現在位置:
  1. asahi.com
  2. 関西
  3. 関西の文化・エンタメ
  4. 文化・芸能ニュース
  5. 記事

学生バイト激減、地域でボランティア募る 京都・時代祭(1/2ページ)

2008年10月18日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 歴史絵巻を思わせる華麗な装束行列で知られる京都の時代祭の「足元」で異変が起きている。行列の担い手となるアルバイト学生の応募が激減し、主催者が地域でボランティアを募る試みも始まった。講義への出席を重視する大学の方針や学生気質の変化が理由のようだが、「学生の街ならではの伝統がすたれるのは寂しい」との声も上がる。

 113年前にスタートした時代祭は、約2千人が時代ごとに行列をつくって都大路を練り歩く。今年も22日に開催される。

 戦前は、荷物を持って付き従う役などに近郊の労働者が雇われたが、戦後は学生がアルバイトで参加するようになった。8時間半ほどで日当6700円。主催者の平安講社が毎年10月初旬になると、京都、同志社、立命館など地元の大学に募集掲示を出し、約600人が応募してきた。

 ところが、数年前から変化が見え始めた。かつては「応募が始まると、窓口に行列ができた」(同志社大)ほどだったが、祭りの直前まで定員に満たないようになった。

 講社本部の場合、昨年は求人150人に対し応募は祭りの3日前でやっと約80人。あわてて三重県の皇学館大学などにも応援を仰ぎ、ようやく人手をそろえた。今年は例年より早く9月下旬からに募集を始め、今月17日現在で本部では110人にこぎつけたが、「応募は求人の6割程度」(京都大)という所も。

 人気低落の理由はさまざまだ。最近は大学が欠席に厳しくなったことや、アルバイトの多様化を挙げる声が多い。京都大で募集掲示を見ていた3回生の赤星翔太さん(21)は「僕は大抵情報誌でバイトを探す。掲示に気づかない人も多いのでは」と話す。

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内