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文太の贈り物、お楽しみに

2007年07月10日

 6月24日の昼席、満員の客席はいつも以上の熱気に包まれた。いずれも代演という形で、中トリで笑福亭福笑、トリには桂文太と落語通にはたまらないであろう2人が、顔を合わせることになった日である。

 案の定、それぞれが高座にあがった際には、客席から「待ってました!」などの大きな声がかかった。福笑はそれに応えてマクラから力を入れて創作落語の「葬儀屋さん」で笑いを誘っていたし、文太もそれに負けじと古典の「寝床」を熱演していた。2人の間では、目には見えないが芸を競う熱い火花が散っていた。

 終演後に文太は、千社札入りの大入り袋を10個客席に向かって配った。文太は3月に1週間トリをとった時も、客席の一部にプレゼントしていた。その品物は、4年前に亡くなった母親の手作りのタワシ。生前に寄席のお客さんに贈るようにと心をこめて大量に作られていたものだそうだ。

 さて、14日までの昼席はその文太がトリを務める。タワシはもう手元にないようだが、やはり何か贈り物を考えているようだ。何をもらえるのか、毎回替えられる演目とともに、お客さんには楽しみな縁起物になるはずだ。(恩田雅和)

■16日〜22日の予定

◆昼席(午後1時、2500円)春之輔、春団治(21、22日)、福郎(16、17、19日)、小枝(18、20日)、かい枝(17〜20、22日)、枝三郎、田渕岩夫=声帯模写、南華・南左衛門=講談ら

◆夜席(6時半、3500円)

【16日】桂竹丸・桂福車ふたり会 竹丸「ホタルの母」、福車「辞世の句」など 5時、2500円

【17日】桂三枝はなしの世界その三 「オカンとボクの品定め」など

【18日】(昼席出演者中心) 5時、2500円

【19日】八方繁昌亭 八方、遊方、八天、八光、今藤政之祐(長唄演奏家) 吉本興業(06・6634・6777)

【20日】天神祭寄席 春団治、南陵(講談)、春之輔、都丸、三風、壱之輔

【21、22日】立川談春独演会=6時 オフィスフラジール(03・5799・9199)

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