今週の昼席は、17日をのぞいて笑福亭呂鶴がトリ。昼席は4カ月ぶりとなるが、いつものように季節感あふれる噺(はなし)を演じてくれることだろう。中トリは18日以外は笑福亭仁智、こちらは独特の創作落語が楽しみだ。ほかに森乃福郎、露の団四郎、林家小染といった実力者たちが脇を固めている。
もう一つの注目はトリ前の笑福亭鶴笑。今回は紙切りが中心だが、客席を大いにわかせている。人形を使ったパペット落語で知られている鶴笑だが、上方で紙切り芸のできる貴重な芸人の一人でもあるのだ。
15日夜席では、「元祖大阪名物あほの会」が20回記念の会を開く。繁昌亭が開場した翌月から、15日に会を重ねてきた。リーダーは笑福亭仁福、女流の露の都がまとめ役になって、一門をこえた10人ほどが結集、持ち時間の限られている昼席ではかけづらい長い噺などを交代で手がけている。
記念の会では、仁福の「宿屋仇(がたき)」をはじめとする落語5席の後に、鹿芝居(噺家の芝居)で「掛取り」を披露するそうだ。立夏が過ぎたばかりというこの時季に、あえて歳末のネタを出してくるギャップの大きさこそが、この会らしい演出なのかもしれない。(恩田雅和)
■5月19日〜25日の予定
◆昼席(午後1時、2500円) 福笑(24休演)、呂鶴(24)、三喬(24、25休演)、春若(24)、松枝(25)、マジカル落語・朝太郎、漫談・ナオユキら
◆夜席(午後6時半、2500円)
【19日】瓶成のおちけん! 瓶成、都んぼ 7時 2千円
【20日】春団治・福団治師弟会 春団治、福団治、春若、梅団治、福矢 3500円
【21、22日】“旬”作落語会 福笑「これが振り込め詐欺だ」、松枝「ナースのお仕事」、三若「お地蔵さんの遠メガネ」、あやめ、鶴笑、染雀 3千円
【23日】ゆうへい落語会 由瓶 ゲスト・鶴笑、染左 7時
【24日】枝三郎皐月の陣 枝三郎、ひろば 6時
【25日】天神寄席 呂鶴、竹林、三風、吉坊 5時半