今月9日の昼席で、開場以来30万人目のお客さんを迎えた。和歌山県海南市からお越しの方だったが、その日の出演者もたまたまながら和歌山ゆかりが多かった。和歌山市出身の桂枝曽丸が和歌山弁落語で出番だったのをはじめ、有田市生まれの桂福矢も出演。また桂福車と桂梅団治がともにマクラで、「両親は和歌山県の生まれ」と言って、その日の縁を喜んだ。
今週もその続きではないが、24日まで色物の似顔絵で海南市出身のいわみせいじが登場している。海南の地にはかつて、朝日座という寄席小屋があり、浪曲の三代目吉田奈良丸の出生地でもある。そんな芸どころの伝統が今につながっているようにも思える。
さて今週は、笑福亭鶴笑の第2回繁昌亭爆笑賞受賞の記念ウィークだ。鶴笑が中トリで、紙切りとパペット落語と思う存分の鶴笑ワールドを繰り広げる。文字通り、客席は爆笑の渦だ。トリは鶴笑の兄弟子、笑福亭松喬で、こちらは古典の名人芸を堪能したい。
第1回上方落語台本の募集はこのほど締め切り、各地から252編もの応募を頂きました。力作ぞろいで、入選作を選ぶのに選考委員たちはうれしい悲鳴をあげそうです。(恩田雅和)
■7月28日〜8月3日の予定
◆昼席(午後1時、2500円) 米二(30日休演)、八方(30日)、遊方、団六 ウクレレ落語・笑丸、奇術・Wonderful佳恵ら
◆夜席(午後6時半、2500円)
【28日】ぼっちゃんvs桂春菜 春菜、八光、ちょうば 3千円
【29日】育っちゃったらくご! あやめ、三風、遊方、三金、たま 講談・南湖
【30、31日、8月3日】お笑い怪談噺の夕べ 福笑、米左、染雀、たま 講談・南鱗 3500円
【8月1日】四葉の会 あさ吉、染弥、染丸、染左、三四郎 3千円
【2日】桂歌之助独演会 歌之助、吉の丞 曲芸・豊来家一輝 5時半
◆レイトショー(午後9時40分、1800円)
【1日】ONLY染二らくだ 染二