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キトラ古墳壁画展 特設ページキトラ「子・丑・寅」一般公開始まる 奈良・飛鳥資料館2008年05月09日 奈良県明日香村の特別史跡・キトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)石室に描かれた十二支像壁画「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)」の一般向け特別公開が9日、同村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で始まった。午前9時の開館前から、待ちかねた全国の古代史ファン101人が列をつくった。右手に武器のようなものを持ち、長いワンピース風の衣装を着たユーモラスな「獣頭人身像」を熱心に見学した。25日まで。
歴史好きな仲間9人と2泊3日の旅行で来た埼玉県川口市の会社員斉藤利江さん(59)は「1300年の時空を一気に超えたようで感動した。書物で古代を勉強するのとは違い、心に直接響いた。百聞は一見にしかずです」とほほ笑んだ。 十二支像は下地の漆喰(しっくい)の剥落(はくらく)などが進み、保存・修理のため04年8月から取り外しが始まった。これまでに6体を確認している。同古墳の壁画公開は06年の「白虎」、07年の「玄武」に続き3回目。 特別公開は文化庁、同資料館主催、奈良県、明日香村など共催、朝日新聞社後援。一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。期間中は無休。開館時間は午前9時〜午後6時(10、17、24日は午後9時まで)。問い合わせはキトラりんりんダイヤル(050・7105・5355、午前9時〜午後5時)へ。
キトラ古墳壁画「子・丑・寅」特別公開:2008年5月9日〜5月25日
朝日新聞社は十二支神像の子と丑、寅像の特別公開(5月9〜25日)を中心とする全体展を後援します。特別公開をより分かりやすくする関連の催しを開きます。詳細は後日、ご案内します。ふるってご参加ください。
主催=文化庁、奈良文化財研究所・飛鳥資料館
頭は動物、身体は人間の姿をした十二支は、北壁中央の子(ね)(ネズミ)から時計回りの順で、四方の壁に3体ずつ、四神の下に描かれている。02年1月、東壁の北寄りに描かれた寅(とら)が発見され、その存在が明らかになった。北壁の下部に赤い描線が見えることはそれまでにも指摘されていたが、寅の発見で子と丑(うし)だと分かった。寅は房飾りの付いた矛を持つが、北壁の2体が持つ赤い道具は、不鮮明でよく分からない。キトラ古墳の発見にかかわった考古学者の故・網干善教さんは、これが古代中国の絵画に描かれた防御用の武器だと主張した。剣や矛の攻撃をかぎ状の両端でからめ取って防ぐものだ。
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