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NARA万葉世界賞記念講演 キトラ壁画公開にあわせ

2008年05月10日

 日本最古の歌集・万葉集の研究や国際的な普及に貢献した人を顕彰するために奈良県が創設した「NARA万葉世界賞」の授賞式が10日、奈良県明日香村の県立万葉文化館であり、第1回受賞者のブラジル・サンパウロ大の元教授のジェニ・ワキサカさん(81)に賞状と記念のメダルが贈られた。

写真NARA万葉世界賞を受賞し賞状を受け取るジェニ・ワキサカさん=10日、奈良県明日香村、伊ケ崎忍撮影

 続いて記念事業(奈良県、朝日新聞社主催)が開かれ、ワキサカさんが講演。両親が日本生まれのワキサカさんは「万葉集は日本人の文化遺産。国内に温存せず、世界に羽ばたかせてほしい」と語った。その後のパネルディスカッションでは、同じ万葉学者である中西進・同館館長から「語句の意味や表現にまで踏み込んだ、日本人の研究者以上に高水準な研究」とたたえられた。

 記念事業は、万葉集の歌と同時代に描かれたキトラ古墳の十二支壁画「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)」が同村の飛鳥資料館で公開されているのに合わせて開かれた。壁画公開は25日まで。

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