|
ここから本文エリア 1億円相当? 黄金のトイレとスリッパを撤去2008年03月05日 4月の瀬戸大橋開通20周年を前に、橋のたもとの香川県宇多津町にある観光塔ゴールドタワー(高さ158メートル)から、名物となっていた「黄金のトイレとスリッパ」が姿を消した。所有会社が変わり、防犯上と資産の有効活用の観点から売却する方針。設置した16年前、7千万円をかけた名物は、金価格上昇で1億円前後とみられている。
ゴールドタワーは瀬戸大橋の開通に合わせ、ユニ・チャーム(愛媛県四国中央市)が主体になって開業。トイレ文化を考える拠点にと「世界のトイレ館」(2階建て延べ1200平方メートル)も併設した。トイレ館には92年、純金製で観賞用の洋式トイレ(重さ26キロ)とスリッパ2足(同5キロ)が登場。話題を呼んだ。 タワー利用者は88年度は約160万人に上ったが、年々減少し、トイレ館ともども01年に一時閉鎖。トイレ館からトイレとスリッパをタワーの展望台(地上128メートル)に移して再開したが、03年には13万人に落ち込んだ。04年、地元のホテル・外食チェーンが中心になって設立した運営会社「アリオン」が経営を引き継ぎ、07年、ユニ・チャームから売却された。 アリオンは04年、親子で遊べる遊戯施設や多目的ホールなどをタワーに隣接して設け、地元の人が低料金で気軽に利用できるように切り替えた。一方、06年に大分県で「純金のタイ」、岐阜県で「金のしゃちほこ」の一部が盗まれ、昨年3月には岐阜県の美術館から約100キロの金塊が強奪されたため、同年秋、防犯上の理由からトイレなどを撤去した。 4日の金買い取り価格は1キロ約339万円。単純計算で31キロなら1億円を超す。アリオンの榊久雪社長は「トイレ目当てのお客も減ったし、食品を扱う会社だからねえ。寂しいけど仕方ない。良い値で売れて役に立ってもらいたい」と話す。 |