再現された昭和30年代のお好み焼き店を見学する関係者たち=6日午前10時24分、広島市西区、青山芳久撮影
「広島風」のお好み焼きの情報発信基地を目指す「Wood Egg お好み焼館」が6日、広島市西区にオープンした。お好みソース大手のオタフクソース(本社・広島市)が本社工場近くに建設した。
「広島風」は、生地と具を混ぜ合わせて焼く「関西風」とは違い、生地を薄く焼き、キャベツやもやしなどたっぷりの野菜と豚肉やイカ、エビ、卵、そばなどを重ねていくのが特徴。ボリュームたっぷりで、戦後の被爆地の庶民の胃袋を満たした。
お好み焼館は、鉄骨5階建ての延べ約990平方メートル。お好み焼きに使う卵をイメージした外観。2階に同社がお好み焼き用のソースを発売して7年後の1959年当時のお好み焼き店を再現した「おこのミュージアム」を設けた。「一銭洋食」から発展した広島風お好み焼き、お好みソースの変遷などを紹介する資料を展示している。
家庭用のお好み焼き教室ができる鉄板を備えた工房、お好み焼き店の開業を目指す人に焼き方を教える研修センターなども併設した。総工費は6億円。
同社の佐々木茂喜社長は開館式で「原爆で焼け野原となった広島の復興の源、平和の象徴として広島が誇るお好み焼きを全国にアピールしたい」と話した。見学には予約が必要。土日祝日は休館。問い合わせはお好み焼館(082・277・7116)へ。(福家司)