鳥取県境港市の「水木しげるロード」にある観光施設「妖怪神社」の運営会社「アイズ」の経費を着服したなどとして、境港署は同社の元社長(59)と経理担当だった妻を業務上横領などの容疑で鳥取地検米子支部に3日に書類送検した。元社長は市職員時代、地元出身の漫画家水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」によるまちづくりを提唱し、国の観光カリスマにも選ばれている。
調べによると、元社長は社長当時の03年3月ごろ、妻が関係する民間団体運営の民芸品展示場改装費としてアイズの会計から約230万円を流用したほか、別会社からの絵はがき販売手数料数十万円をアイズを通さずに着服した疑いが持たれている。
元社長と妻は06年8月にアイズから告訴されていた。元社長側は約230万円を返還しているという。
元社長は97年3月に市を退職し、99年10月に地元の商店主らとアイズを設立。妖怪のブロンズ像が並ぶ水木しげるロードには昨年、147万人の観光客が訪れた。