世界遺産のゾーンに含まれる広島県廿日市市・宮島の国有林で広島大学総合科学研究科の奥田敏統(としのり)教授(植物生態学)の研究グループが、樹木の成長の調査のため樹木に赤い塗料で印を付けたと県に連絡していたことがわかった。印は数百本にわたるとみられる。
宮島では、国の天然記念物となっている弥山原始林の樹木や岩に赤い塗料が塗られていたことが発覚しているが、奥田教授の調査エリアとは異なるという。
奥田教授は事前に県や同市教育委員会に調査を申請し許可を得ていたが、樹木にアルミ製の標識を付けたり、番号を記したテープやラベルを張ったりする内容だったため、県などは申請と異なるとして改善を求める方針。同教授は県や市に対し、テープなどだとシカにちぎられたり、外れたりする恐れがあるとして、木に水性塗料を塗ったと説明。おわびし指導に従うと話しているという。