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診療報酬、不適切請求の疑い 松江市立病院、1億円超か

2008年7月17日

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 松江市乃白町の松江市立病院(錦織優院長、470床)が、混合診療で行った治療の診療報酬を不適切に請求した疑いがあることが、島根社会保険事務局などの調査でわかった。同病院は06年に不適切請求を中止していたが、同事務局への報告や診療報酬の自主返納をしていなかったという。

 同病院によると、歯科口腔(こうくう)外科の医師3人が、人工の歯を埋め込むインプラント治療の事前処置として、あごの骨の形を整える「顎堤(がくてい)形成術」を実施していた。同術は単独なら保険診療が認められるケースもあるが、保険診療の適用外のインプラント治療の事前処置の場合は混合診療となり、認められない。

 だが、同病院は03〜06年に事前処置として同術を101件実施し、いずれも保険請求していた。請求額は1億円を超える可能性が高いという。昨年11月の同事務局の定期調査で不適切請求の疑いが発覚し、同科の保険診療請求全体の中から約30件を抽出調査したところ、事前処置のケースを含め約9割が不適切な請求だったという。

 同病院の油谷健一事務局長は「請求は故意ではなく、規定の解釈を間違っていた。発覚当時は、外部に報告するという考えに及ばなかった」と話している。

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