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“虎退治の姫”離反劇に連合岡山会長は「怒り心頭だ」

2008年8月28日

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 民主党代表選を目前に控え、総選挙の日程も話題に上るこの時期に起きた同党参院議員の離反劇。地元関係者から「裏切りだ」と批判が噴き出す一方、「予想された行動」と冷静な受け止めもある。

 昨年7月に岡山選挙区で初当選した姫井由美子氏(49)。4選を目指した自民党の片山虎之助氏(73)を破り、「姫の虎退治」と話題になってから1年余りで、新党結成に動いた。

 姫井氏の選挙を支えた連合岡山の二宮卓志会長は「びっくり、びっくり。何の相談もなかった」。姫井氏に電話を入れると、衆参ねじれ国会のつなぎ役になりたい、と話したという。「理解しがたい。選挙で応援していただいた連合岡山10万人の信頼を裏切る行為で、怒り心頭だ」

 岡山市の商店街を歩いていた50代の会社員男性は昨夏、姫井氏に投票した。「有権者をばかにしている。選挙で党を利用しただけか」と怒りつつ、「与党に移らないだけ、まだましかな」。片山陣営の幹部だった原寿男・元県議は「だまされた有権者に対し、常識外れの人物を担いだ民主党も責任を取らなければいけない」と厳しく批判した。

 昨夏に比例区で再選を果たし、今回の新党結成に加わった大江康弘氏(54)が地盤とする和歌山県。民主党県連の〆木(しめき)佳明幹事長は「大江氏のこれまでの行動を考えると、驚きはない」という。

 大江氏は日銀副総裁人事や道路整備財源特例法をめぐる今春の国会採決で党の決定に従わず、昨秋から県連の行事にもほとんど参加していない。次期総選挙に和歌山2区から立候補予定の阪口直人・県連副代表は「政治的価値観の違いを感じていた」と淡々と話した。

 ただ、民主党支持の会社員男性(59)は総選挙への影響を心配する。「大江氏が当選できたのは、有権者に政権交代への期待があったから。議員を辞めずに離党するのは筋が通らない。民主党が県内で衆院の初議席を取るためにも結束しないといけないのに……」と嘆いた。

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