水面から2メートル以上跳びはねてエサの小アジをねだるナナミ=愛媛県砥部町のとべ動物園
水面から2メートル以上跳びはねてエサの小アジをねだるナナミ=愛媛県砥部町のとべ動物園
愛媛県砥部(とべ)町のとべ動物園で、カリフォルニアアシカの「ナナミ」(3歳、メス)の大ジャンプが人気だ。来園者が差し出すエサの小アジに狙いをつけ、水面から2メートル以上も跳びはねる。同園は「アシカはふつう1メートルぐらいは跳びますが、これだけのジャンプは珍しい」と話している。
今年6月、プールわきで小アジを売る自動販売機の取扱業者が、水面から約3メートルの高さにあるさく越しに顔を突き出すナナミに気づいて驚いた。飼育員が観察していると、差し出したエサをめがけて水面から2メートルほど跳びはね、壁面のわずか約10センチのへりに前ヒレをのせてへばりついてエサをねだるようになっていた。
ナナミは、昨年11月に秋田市内の動物園から繁殖のためにやってきたが、体が小さいため、他の4頭の仲間によくエサを奪われていた。飼育員の山内真司さん(45)は「何とかエサを手に入れたいと、自分なりに工夫したのでしょう」。ナナミの大ジャンプは、プール掃除で水位が下がる水曜と土曜日の午後によく見られるという。(伊藤喜之)