平岡さんは、よく女子学生に「外国人の友達がおったらいいよね。留学した時に見つけられたらいいな」と話していた。行方不明になる約3週間前の10月4日、平岡さんと女子学生は、浜田市の浜田港に入港したロシアの帆船を見に行った。ウラジオストクの大学生が乗ってくる毎年の恒例行事で、平岡さんは同世代のロシア人らと笑顔で記念写真を撮った。
女子学生は最後のロシア語の授業も一緒に受けた。「今日バイトやし、がんばるわ」。授業後、平岡さんはそう言って、バイト先に向かったという。
「最初、事件の報道を『見ない、見たくない』と思っていた。でも、都とわかって悔しい気持ちでいっぱいになった。なんで都だったの、なんで殺す必要があったの。犯人を絶対許せない」(秋山千佳)