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購入した列車の鍵、ファンに戻る 没収したJR西と和解

2006年10月18日

 JR貨物が開いたイベントで買った列車の鍵3本を持っていたことを理由に、JR西日本の列車から無理やり下車させられたうえ、鍵を取り上げられたとして、大阪府内の20代男性が同社を相手に鍵の返還と慰謝料など220万円の支払いを求めた訴訟が大阪地裁で和解していたことが18日、わかった。同社が約9カ月ぶりに鍵を返還し、和解金10万円と普通列車の乗車券代金2300円を支払うことで合意した。

 訴状によると、鉄道関係の廃品を買い集めていた男性は98年ごろ、同府内であったJR貨物のイベントの会場で開かれた鉄道部品即売会で、車両ドアの開閉などに使う鍵3本を購入。今年1月、男性がこの鍵を腰につけて福井県内を列車で旅行中、車両に乗っていたJR西日本の社員が「鉄道の鍵じゃないか。不審者だ」と言い、福井駅で下車させたという。

 男性は鉄道警察隊の詰め所に連れて行かれて約2時間調べられたうえ、別の同社員に鍵を取り上げられたとして今年4月に提訴。「下車させられた際に腕やカバンをつかまれるなどの暴力を受け、精神的苦痛を受けた。JR西日本は鍵も返してくれず、謝罪もしていない」と主張していた。同社は「鍵を悪用されて列車の安全を損ねる危険があった」として請求を退けるよう求めていた。和解は今月3日付。

 同社広報部は「暴力については事実無根。和解上の取り決めもあり、詳しい内容を話すことはできない」としている。


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