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幻の阪急電鉄「新大阪駅ホーム」、40年ぶりに日の目?

2007年02月22日

 西梅田―阪急十三間で進められている新線計画を巡り、新大阪駅北側にある阪急電鉄の「幻のホーム」が約40年ぶりに日の目を見る可能性が出てきた。阪急が十三―新大阪間も事実上一本の路線として整備することに前向きだからだ。一方で大阪市営地下鉄四つ橋線の西梅田駅は、着工した場合、現在のホームが使えず造り直しを迫られる。大阪を代表する駅の明暗が分かれそうだ。

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写真04年に改装された大阪市営地下鉄四つ橋線の西梅田駅=大阪市北区で
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 新線は西梅田から四つ橋線を延伸する形で、再開発が始まったJR大阪駅北側の北ヤード(梅田貨物駅)を通り、十三で阪急と連絡する。国土交通省や大阪市、阪急電鉄などが最短で2015年春の開業を目指し協議を続けている。

 東海道・山陽新幹線と地下鉄御堂筋線が地上で交差する新大阪駅(大阪市淀川区)。地下鉄駅の屋根の上に2面4線の「阪急新大阪駅」の路盤が一部造られて、すでに42年が過ぎた。

 阪急は、京都線に淡路―新大阪―十三間の新ルートを開設しようと61年に事業許可を取得、十三―新大阪間で用地取得も約8割済ませた。しかし廃止を懸念した従来路線沿線の関係者の反対運動などもあって計画は宙に浮き、新大阪駅北側に阪急が取得した用地は、駐車場などに使われてきた。同社は02年12月、新大阪―淡路間の建設を断念、国土交通省に事業廃止を届け出た。

 「幻のホーム」は長いこと雨ざらしになっており、そのまま利用できるかは改めて調査が必要というが、新大阪駅北側はJR東海が新たに入り口を造る予定で、阪急も再開発を計画している。「沿線にとって長年の課題だった新大阪へのアクセスが改善される。遠いイメージのあった『阪神の街』西梅田とも直結する。新線のメリットは計り知れない」。阪急関係者は期待をふくらませる。

 地下鉄四つ橋線の西梅田駅は、そのまま延伸できない。同じ地下2階のすぐ北側を通る阪神電鉄のトンネルとぶつかってしまうからだ。このため、現在の駅よりやや南からトンネルを掘り直さなければならなくなる。阪神と淀川の下をくぐって十三の地下駅に至るルートが有力だ。

 戦前に御堂筋線の支線として造られた四つ橋線だが、御堂筋線の混雑緩和のため65年に大国町―西梅田間が開業した。さらに北に延伸する構想も当時からあったが、大阪市交通局によると、西梅田周辺は深い部分の地盤が弱く、当時の技術では工費がかさむと判断、先にあった阪神のトンネルと同じ深さにホームが造られたという。

 「ご用済み」になってしまう現在の西梅田駅について、鉄道アナリストの川島令三さんは「造ってしまったものは仕方ないが、税金も投入される以上、工費をできるだけ圧縮したい。現在のホームを掘り下げて新ホームを造り、吹き抜け構造にすれば、エスカレーターや階段も再利用できるし、駅も広々としていいのでは」と話している。

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