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江戸時代の商家・土蔵跡からワインボトル 環濠都市遺跡

2007年03月07日

 大阪府文化財センターは7日、堺市堺区戎之町東4丁の堺環濠(かんごう)都市遺跡で、大坂夏の陣(1615年)の大火後、復興したとみられる商家の土蔵跡から、江戸時代のものと見られるオランダ製のワインボトルや、中国、イギリスの絵皿などが多数出土したと発表した。15世紀後半以降、貿易都市として発展し、鎖国後も国内商業活動の中心であった当時の堺の繁栄ぶりを知る貴重な資料という。

写真出土した江戸時代のワインボトルとイギリス製の絵皿(右下)の破片=大阪市中央区の大阪府教委で

 今回の発掘調査は団地の建て替えに伴うもの。計7棟の土蔵跡とともに推定4万点にのぼる陶磁器や瓦が出土。うち1千点ほどが外国製という。

 発掘されたワインボトルは緑色のガラス製で、角瓶の注ぎ口と、丸い瓶の底の部分の2点。18世紀後半から19世紀初めのものとされる。長崎・出島を経由して当時の商家の手に渡ったとみられるという。

 また、同時代のものと見られるイギリス製の陶器は「ウィローパターン」と呼ばれる銅版画の技法を応用した文様が特徴で、東洋風の柳や楼閣が描かれている。

 このほか、「青花(せいか)」と呼ばれる中国明代に生産された青絵の磁器も多数見つかり、一部は焼失した土蔵の基礎部分から出土した。同センターでは「自治都市として栄えた堺が、いったんは灰となった後、めざましい復興を遂げた様子がよくわかる」としている。

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