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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>関西>Do! オフショット> 記事 移籍も語学もツッコミ精神 青柳勧(水球)2007年07月26日 水球では世界最高峰のイタリア1部リーグ(セリエA1)の強豪ブレシャを離れ、この秋、新たな地でスタートを切る。アドリア海に面したモンテネグロのリゾート地、ブドバ。そこに本拠を置くチームへの移籍を決めた。
ブレシャでは、欧州各国が参加するユーロリーグに出場し8強入り。だが外国人枠(3人)のため、セリエA1ではプレーできなかった。さらに上位のチームへ移るには、より多くの試合に出てアピールする必要がある。 モンテネグロは人口62万人の小国ながら、水球大国だったユーゴスラビアの流れをくむ。観客席で発炎筒の煙が上がるなどファンも熱狂的だ。「水球が国技で、その教育もしっかりしている。まだまだ学べるし、ステップアップしていきたい」 サッカーとは違い、代理人はいない。自らハンドルを握り、声をかけてくれたチームを回った。走行距離は2500キロを超えた。 海外生活で身につけた言葉で、自分で交渉する。イタリア語、英語、スペイン語を操る。「頑張ってとけ込んでいく姿勢を見せれば、相手の接し方も変わってくる。しゃべれないで、損するのは自分ですから」 語学習得のコツは、関西人のノリ。「単語や文法が間違っていようが、どんどん話せばいい」。今度はセルビア語をマスターするつもりだ。 長髪にヒゲがトレードマーク。「スカウトの目にとまりやすいように」というのが理由だ。「自分のために、チームを勝たせる」。それが、プロの哲学だ。 ブドバとの契約は2年。モンテネグロは昨年6月の独立後、「ロシアンマネー」などが流れ込み、リゾート開発が進む。ブドバも好調な経済の波に乗り、世界一と言われるセルビア代表のGKらも獲得。昨季4強だった欧州水連(LEN)トロフィーでも優勝を狙う。「チーム的にも面白いし、LENトロフィーも楽しみですね」 成長途上のチームとともに、どこまで羽ばたけるか。挑戦が始まる。 あおやぎ・かん 80年8月生まれ、京都市出身。京都・鳥羽高3年で史上最年少の水球日本代表に選出。筑波大在学中に1年間、スペインへ。04年、イタリア2部北リーグのベルガモ入りし、1年目に得点王。06年、同1部のブレシャに入団。昨年のドーハ・アジア大会2位。185センチ、88キロ。 |