ここから本文エリア

現在位置:asahi.com>関西>Do! オフショット> 記事

筋トレだって知的ゲーム 神田知子(ボディービル)

2007年08月23日

 ボディービル界で絶大な人気がある。7月末には、トレーニング法の紹介や水着ショットなどを収めたDVDが発売されたほどだ。

写真「いつも『筋肉と皮だけ』ってわけじゃないんですよ」。ボディービルは、普段は筋肉を鍛え、コンテストに出る際は着ている「アブラ」を脱いでいく感覚なのだとか
写真04年の全日本選手権で初めてコンテストに出場し、準優勝に輝いた=本人提供

 米国人と再婚して米ミネソタ州に移った祖母のもとで小学校時代に2年暮らした。大阪学院大からアメリカの大学の日本校で修士号を取得、91年に横田基地の米国防総省日本特別代表部に入省。基地内のジムで筋トレと出会った。

 「ダイエットで始めたら、みるみる筋肉がつきました。元々、太い腕や引き締まったおなかが好きなのかも」。翌年、同僚に誘われて出た基地内のベンチプレス大会で優勝。筋トレ魂に火がついた。

 ボディービルダーのプロフィルには「オン×キロ、オフ○キロ」と二つの体重がある。オンはコンテスト当日。オフはその半年前。162.5センチの彼女はオン52キロ、オフ64キロ。「特に女性ビルダーには、いつでも『全身筋肉』なんて人は、まずいません」。オフの時は、むしろ豊満な体つきをしている。

 「まずコンテストに向けて筋力アップ。食べて、トレーニングです。そして、半年前からダイエットに入り、皮下脂肪を落とします。オフに筋肉が増える日々も楽しいし、オンのダイエットで、筋肉が浮いてくるのも幸せです」

 コンテスト当日は「競技というより発表会ですね。『これが1年かけて作った体です』みたいな」。同じ舞台に立った他のビルダーの体を見て、自分の課題を探り、翌年に向けて強化する。

 母ノリさんが昨秋、乳がんで死去。4年ほど寝込んでいた母を在宅で介護していた。「ここ何年もコンテストに出られる状態ではありませんでした。ただ、トレーニングは欠かさなかったので、この体の下に筋肉が隠れています」

 米国人の友だちから招待され、来年6月のコロラド州のボディービル大会への出場を決めた。久々のコンテスト復帰だ。「自分の体を使った、知的ゲームみたいな感覚もあります。保健室の筋肉模型の本物が、だれの体にも隠れています。それを見てみたいと思いません?」

 かんだ・ともこ 66年10月生まれ、大阪府出身。ボディービルで02年ミス日本マスターズ優勝。ベンチプレスでは、02年ジャパンオープン56キロ級で当時の日本新で優勝。本業は翻訳業。7月28日に初のDVD「神田知子 ワークアウト&イメージ」(マッスルメディアジャパン)が発売。

このページのトップに戻る