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好きこそ歌の上手なれ 高橋大輔(フィギュアスケート)

2008年02月28日

 四大陸選手権があった韓国にはファンクラブが誕生。北米のフィギュア専門誌の表紙も飾った。日本という枠を超え、世界的なスターになりつつある。

写真シーズンが終わったら、「スケート靴を持たずに旅行したい。海外はいやだから、国内で自然以外に何もない、みたいなところ」
写真今季のSPは「白鳥の湖」のヒップホップバージョン。歴史に残るプログラムになった。

 そんな21歳のオフの過ごし方は? 「カラオケ、買い物、ご飯」だ。

 まずはカラオケ。「行けるなら、毎日行きたい。5時間くらいでも平気だけど、いつもは2、3時間。カラオケ友達が1人いて、その子とはカラオケしかいかない。ストレス発散なのかな」

 お気に入りは、シンガー・ソングライター九州男(くすお)の歌。お風呂に入っている時も、移動の車中も、寝る前も「基本的には歌ってる。へたくそでしたけど、何でも練習。今は普通レベルになったかな」。

 時間があれば梅田に繰り出し、洋服を買う。すしと焼き肉が好きだが、友達と行くのは「居酒屋。雰囲気がいい」。男子といえど、1キロ違えば、ジャンプの感覚は変わる。体重計には、毎日乗る。

 8位に入ったトリノ五輪の後、出場した国内外11大会で表彰台を外したことがない。SP(ショートプログラム)がよくても、自由で力が出せない。かつてはそんな乱高下が目立ったが、大波のない安定感のある選手になった。

 だが、「安定」という言葉は褒め言葉ではないという。「だってそれは当たり前。その中で、プラスアルファで何ができるかが大事ですよね」

 その意味で、ヒップホップに挑戦したSPと、4回転ジャンプを2回を跳ぶ自由。今季のプログラムは、ともに大きなプラスアルファがある。

 世界選手権銀メダリストとして臨んだ今季。グランプリファイナルで0.16点差で優勝を逃した悔しさを糧に、四大陸選手権では2位に30点差をつけて圧勝。立ったことのない世界の頂点に、確実に近づいた手応えがある。

 「去年はまだ世界一になれない気がしていたけど、いまは金メダルに対する自分の気持ちが明確になった」。望むのは、「絶対的な世界王者」。3月、スウェーデンでの世界選手権で、その準備は整っている。

 たかはし・だいすけ 86年3月、岡山県倉敷市生まれ。02年世界ジュニア選手権で日本男子初の優勝。06年トリノ五輪で8位入賞した。07年世界選手権2位。今年2月の四大陸選手権では世界歴代最高の264.41点を出して初優勝。今春関大を卒業し同大学院に進学予定。165センチ、60キロ。

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