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フロリダの海に癒されて 小島智子(NFLチアリーダー)

2008年03月27日

 米プロフットボールリーグ(NFL)を彩るチアリーダー。フロリダ州タンパを本拠にするバッカニアーズで、日本人として初めて5季連続で務めた。

写真髪形を変えたいという思いもあるが、チームから禁じられている。「日本に帰ってくれば何でも出来ると思って、今は黒髪を楽しんでます」

 一見華やかだが、厳しい世界だ。体感気温が50度を超すともいわれるフィールドで4時間近く、笑顔を絶やさず、乗り切る体力が必要だ。

 「アメリカでは移動は車だし、実際には外に出なくても生活できる。だからこそ、ジムで1時間走るより、どれだけ暑くても外を走ってます」

 高2の夏、短期留学した米国でNFLの試合を見た。「ルールも分からなかったのに、チアリーダーのおかげで試合を楽しめた」。大学、社会人と続け、25歳で本場のチアリーダーになった。

 ホームシックになることもある。遊びに来た両親や友人が帰国した後には、ポッカリと心に穴が開く。そんな時、癒やしてくれるのは、フロリダの海だ。

 透明度が高い海に潜ると、いろんなことを忘れられる。夕日を見たい時は、観光客相手のにぎやかなビーチへ、ボーっとしたい時は地元の人しか知らないビーチへ。気分によって行き先を変える。

 チアリーダーは「フルタイム・ホビー」だ。報酬はほとんどない。貯金も底をつき、いまは日本企業から助成金を受ける。「ぜいたくをしなければ、大丈夫。それに、ホストファミリーが本当の家族のように接してくれるので」。練習や試合のない時は、ホストファミリーの子供に日本語を教えたりして過ごしている。「わたしの好きな納豆やのりとかを食べるんですよ」

 実は、たこ焼き器も持って行ったが、ガレージにしまったままだ。「タコが手に入りにくくて。それに、たこ焼きやお好み焼きは帰国の楽しみにとっているんです」

 今月、豪州遠征の帰りに、1週間ほど帰省し、気のおけない友人たちとお好み焼きを食べに行った。充電完了。「チームにいらんと言われるまで、チアリーダーを続けたい」。6季目となる来季のオーディションに向け、大阪から旅立った。

 こじま・ともこ 78年3月、大阪市生まれ。立命大入学と同時に応援団チアリーダー部に入部。卒業後は、アメリカンフットボールの松下電工のチアリーダーとして活躍。03年、NFLタンパベイ・バッカニアーズのテストに合格。5季連続でチアリーダーとして活躍。163センチ。

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