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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>関西>Do! オフショット> 記事 「栄養」くれるコブクロと妻 吉見一起(プロ野球)2008年06月05日 人気デュオ「コブクロ」が大好きだ。遠征先の部屋では、「iPod」に入ったメドレーを流しっぱなしにして心に栄養を送る。「歌詞に勇気づけられるんです。登場曲、作ってくれないかなぁ」
試合前には、必ず「君という名の翼」を聴く。 「諦(あきら)めても 背を向けても 誤魔化(ごまか)せない心の舵(かじ)は今も 君の両手に 叶(かな)わぬ夢を浮かべても 沈まない勇気の煌(きら)めき この一瞬に賭けてみたい 最後まで離さずに 握り続けた願いが 導く場所を目指せ」 「攻めるのみ」の投球スタイルを支えるBGMだ。 昨年までは神経質さがあった。他人の結果や、自分の調子のちょっとした違いが気になって崩れることがあった。 変わるきっかけは、昨オフに派遣されたドミニカ共和国のウインターリーグの経験。移動に何時間もかかるうえ、試合終了が夜中だったり、食事がファストフードに偏ったりと、環境は日本では考えられないほど劣悪。それでも大リーグを目指す外国人選手はがむしゃらだった。「『おれは野球で食うんだ』という気迫があった。自分の甘さを痛感しました」。プラス思考を貫く。そう決意した。 休日は「気づいたら夕方だった、はダメ」がポリシー。買い物、ドライブと、動き回る。服はこの日のようなさわやか系が中心だ。 5月16日までに先発で5勝したが、リリーフ陣の右腕不足というチーム事情で交流戦から中継ぎに。いつ出番が来るかも分からず、気疲れする。「けど、自分は昨年の日本一にかかわれなかった。完全優勝に貢献したい」。昨年末に結婚した聡子さん(24)も、選手向けの料理本を片手に体調管理を支える。「鶏肉が疲れを取るとか、色々と参考にして作ってくれる」。目を細くして照れた。 過去2年間の投球回数が少ないため、実はまだ新人王の資格がある。「それは、終わってついてくればいいです」。最高のシーズンを送って、オフにコブクロのライブに行く。今のちょっとした楽しみだ。(渡辺崇) よしみ・かずき 84年9月19日生まれ、京都府福知山市出身。金光大阪高では選抜大会出場。トヨタ自動車を経て05年の希望入団枠で中日入り。2年間で1勝止まりだったが、3年目の今季は150キロに迫る速球と多彩な変化球を武器に、6勝を挙げている。182センチ、89キロ。 |