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細胞工学のパイオニア 阪大名誉教授の岡田善雄さん死去

2008年01月16日

 細胞工学のパイオニアで、文化勲章を受けた大阪大名誉教授の岡田善雄(おかだ・よしお)さんが16日、解離性大動脈瘤(りゅう)で死去した。79歳だった。通夜は17日午後7時、葬儀は18日午前11時から大阪府箕面市半町4の6の32の市立聖苑(せいえん)で。喪主は妻欣子(よしこ)さん。

 広島県呉市生まれ。海軍兵学校を経て、52年、大阪大医学部を卒業。阪大微生物病研究所の助手、助教授を経て72年に教授。82年から5年間、阪大細胞工学センターの初代センター長を務めたほか、日本細胞生物学会長、文部省学術審議会委員も務めた。

 センダイウイルスに感染したがん細胞同士が融合して巨大細胞を作ることを発見し、57年に発表した。細胞融合を利用することで、細胞レベルでの遺伝学やウイルスによる発がんの研究が飛躍的に進展した。

 71年度に朝日賞、80年に日本学士院賞・恩賜賞を受賞。細胞遺伝学への長年にわたる功績で87年に文化勲章を受章した。

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