眠りから覚める時が来た…
2008年の開幕を今週末に迎え、成田から機上の人となり既に7時間あまりを経過し、荒天のクアラルンプールのKLIAに到着した。ここは至って快適な空港なので、ラウンジでくつろぎながらノンビリと原稿を書いている。
そう、今はまだ臨戦態勢ではなくどこまでも気楽な旅人風情なのである。(笑)
このあとしばしラウンジで時を過ごし、乗り換え到着する先はオーストラリア、メルボルンだ。08年のF1グランプリの開幕戦の地、そして自身の22回目の開幕戦の地でもある。
開幕戦というものは何度経験を重ねても、常に独特の緊張感に満たされ心地良いものがある。
誰もが不安と期待で周囲をキョロキョロと観察するような、そんな気持ち。
鳩尾の辺りがこそばゆくなるような緊張感、始まるぞ!という期待感。
言い換えればF1グランプリに関わっていて良かった、そう思える瞬間でもある。
新しいチーム、ドライバー、そしてフォトグラファーの顔ぶれはどうだろうか?
テストを入れると年間に20回近く顔を合わす異国の友人、ライバル達。
その都度世界中から集まり、また世界中に散って行く特異な関係だが、そんな中にも妙な同胞意識は芽生え、開幕で姿を見ないと妙に気になったりするものだ。
F1グランプリ史上最悪と僕が思う07年シーズン、何もかもが吐き出された訳ではないが、それでも多くの犠牲の影で多少の前進はあったと期待を込め僕はメルボルンに向かう。
皆様、どうか今シーズンも懲りずに僕の言いたい放題のブログにお付き合いの程よろしくお願いします。


1957年東京浅草生まれ。1987年、ブラジルグランプリでF1を初撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年より、F1グランプリなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。
2004年、記事主体の既存F1誌に満足できず、
最高の写真を見せたいと、グラフィック誌F1SCENEを創刊。編集拠点をF1の本拠地ヨーロッパに移し、ヨーロッパの文化と日本の感性の融合を合い言葉に「Team ZERO」を率いて「出版の壁」に挑む。〔詳細〕