現在位置:
  1. asahi.com
  2. 関西
  3. F1SCENE GP LETTER
  4. 記事

F1 SPAIN GP(Thursday)

2008年4月25日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真   写真   写真   写真   

 さて、ヨーロッパラウンドに戻ってきたF1グランプリ。チームは休む間もなくテストを行い、新しいパーツのアップデートに多くの時間を費やす。気候温暖ではあるバルセロナだが、今週末は雨の天気予報もあり、今シーズン初の雨のグランプリになる可能性もでてきた。

 トラクションコントロールの無い08仕様でのウエットレース、ドライバビリティーの良いマシン、そして本当の意味でのドライバーの「腕」が問われるレースとなるはず。見る側に立てば興味津々、だがレースを戦うドライバーはどうだろう?

 相対的に見て、非力なマシンをドライビングしているドライバーは、総じて雨は大歓迎、それは雨ならマシンの差が縮まるからと答える。もちろんこの答えにはドライバーとしての見栄や意地もあるだろう、だがその気持ち無くしてはF1の世界を生き抜くことはできない。

 ことの真偽はともかくとして、己の才能を信じ、誰にも負けないという気持ちを持ち続けることもこれもまた才能。そんな才能の持ち主が22人集まっているのがF1ドライバー、F1グランプリは至って特異な世界なのである。

 さて、問題のSAF1。鈴木亜久里代表の記者会見も行われたが、チームとしてはいつも通りに走れる準備をしているし、走れるはずだと信じていると語る。つまり、やることは全てやった、後は待つだけ、というのが今の状況のようだ。

 ここまでの彼の苦労を知っている僕だけに、今日の会見の彼の明るさが、却って辛く感じたし、心労も並大抵ではないと察する。

 しかし何事も先駆者の進む道は険しく厳しいもの。だが誰かが道を開かなくては物事も始まらないのも真実、その彼の生き様をここまでファインダー越しに追い続けてきた僕だから、これからも彼を追い続けていきたいと今日改めて強く心に誓った。


プロフィール

宮田 正和 Masakazu MIYATA

 1957年東京浅草生まれ。1987年、ブラジルグランプリでF1を初撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年より、F1グランプリなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。

 2004年、記事主体の既存F1誌に満足できず、 最高の写真を見せたいと、グラフィック誌F1SCENEを創刊。編集拠点をF1の本拠地ヨーロッパに移し、ヨーロッパの文化と日本の感性の融合を合い言葉に「Team ZERO」を率いて「出版の壁」に挑む。〔詳細〕

  • グラフィック誌・F1SCENE 写真だけが真実を語る
  • PR情報
    検索フォーム
    キーワード:


    朝日新聞購読のご案内