今日のF1の予選はある意味で楽しみでもあった。ヨーロッパに帰ってきたF1グランプリだが、開幕3戦のフライアウェイとは異なり、速やかにマシンのアップデートもできるし、パーツの補填も問題ない。だがそれゆえチーム力の差があからさまになってくる。本当に速いチーム、速いマシンはどれか?今年の前半戦を占う予選となるはずだからだ。
予選結果だけみればルノーのアロンソがフロントローを獲得し、チャンピオンの意地を見せたかのように見えるが、実際には少ない燃料搭載での結果のようだ。ということは、やはりフェラーリの2台が有利であることは間違いなく、BMW、そしてマクラーレンという勢力図は変わらないだろう。
トヨタのトゥルーリ、ホンダのバリチェロとベテラン組も健闘、特にホンダは新しいフロントウィングを投入し、空力のアップデートを計って、ここから巻き返しを計りたいところだろう。
幸か不幸か天気予報は一転して、どうやら明日も晴れのようだ。ということは雨によるアクシデントや思いもよらぬハプニングは起きにくく、抜きどころの少ないこのサーキットでは、ピットインのタイミングが勝敗を分けることになりそうだ。
本日のSAF1だが、予選グリッドは最後尾に沈んでしまったが、開き直って、落ちついたレース展開を続け、何とか意地でトップテン・フィニッシュを目指して欲しいものだ。
残念ながら、未だに次戦以降のハッキリとした方向性は見えていない、そして気になったのは、今日のチームプリンシパルのミーティングだ。「運動エネルギー回収システム」つまり環境に優しいF1をと、FIA会長のモズレーが掲げる方向性を論ずる会議なのだが、全チームの代表者が集まっていたこのミーティングに、何故かSAF1は参加していない、その場にSAF1の代表がいない…このことはいったい何を意味するのだろうか?


1957年東京浅草生まれ。1987年、ブラジルグランプリでF1を初撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年より、F1グランプリなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。
2004年、記事主体の既存F1誌に満足できず、
最高の写真を見せたいと、グラフィック誌F1SCENEを創刊。編集拠点をF1の本拠地ヨーロッパに移し、ヨーロッパの文化と日本の感性の融合を合い言葉に「Team ZERO」を率いて「出版の壁」に挑む。〔詳細〕