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F1 CANADA GP(Saturday)

2008年6月8日

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写真   写真   写真   写真   

 朝方まで雨は残っていたのだが、フリー走行は完全にドライコンディションで開始された。日射しも戻り緑も輝きを増し、僕も今日は撮影意欲満々(笑)午後の予選もドライが想定されるため、各チームとも精力的に走り込む。

 公園内にあるサーキットだからこその写真、木漏れ日や森の陰影を生かし、納得のいくフレーミングを探す…ステージとなるサーキットは基本的には前年とそれほど変わらないのだが、やはり木々は育つし、また伐採されている部分もあり、まるで同じとはいかない。

 そこで今年だけの写真を求めて、コース脇を歩きポイントをチェックする。フリー走行で動ける範囲は限られてくる、効率的に独創的なアングルを動けるように想定し、シュミレーションを何度も頭の中で繰り返す。

 もちろん一番の基本はレース中にどう動くか?これが基本で、ここから逆算して組み立てを始めるのだが。スタートからチェッカーフラッグ、そして表彰台と定番はある。そしてレースというルーティーンを安直に追いかけると、実際は楽だし安心感もある。だがそれでは人と同じ写真しか撮れない…

 いつも僕が一番大切にしているのは、自分が何を撮りたいか?何を表現したいのか?ということだ。表現者であるから、当たり前のことと言えばそうなのだが、だから時には表彰台を捨てても撮りたいワンカットがあれば、全てを捨ててもその為の動きをすることもある。

 Team ZEROBORDERの面々はそういった意味では、全員がヘソ曲がり!(笑)他のカメラマンと正反対を向いて狙っているヤツ、寝転がってファインダーをのぞいてるヤツ、端から見ると、一体何を撮ってるんだ?そう思えるような撮影風景だ。

 格好よく言えば個性派の集団なのかもしれないが、でもハッキリ言えば正体はタダの我が侭な連中の集まりだ(笑)今もフォトグラファーズ・ルームで無邪気に声高に、まるで子供のように周囲の迷惑を顧みず、自分達の撮った写真を得意げに見せ合って喜んでいるのは、Team ZEROBORDERである。

 シリアスに仕事をされている周囲のフォトグラファーの皆さん、本当に申し訳ない…代表として心からお詫びを申し上げます…


プロフィール

宮田 正和 Masakazu MIYATA

 1957年東京浅草生まれ。1987年、ブラジルグランプリでF1を初撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年より、F1グランプリなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。

 2004年、記事主体の既存F1誌に満足できず、 最高の写真を見せたいと、グラフィック誌F1SCENEを創刊。編集拠点をF1の本拠地ヨーロッパに移し、ヨーロッパの文化と日本の感性の融合を合い言葉に「Team ZERO」を率いて「出版の壁」に挑む。〔詳細〕

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