朝方まで雨は残っていたのだが、フリー走行は完全にドライコンディションで開始された。日射しも戻り緑も輝きを増し、僕も今日は撮影意欲満々(笑)午後の予選もドライが想定されるため、各チームとも精力的に走り込む。
公園内にあるサーキットだからこその写真、木漏れ日や森の陰影を生かし、納得のいくフレーミングを探す…ステージとなるサーキットは基本的には前年とそれほど変わらないのだが、やはり木々は育つし、また伐採されている部分もあり、まるで同じとはいかない。
そこで今年だけの写真を求めて、コース脇を歩きポイントをチェックする。フリー走行で動ける範囲は限られてくる、効率的に独創的なアングルを動けるように想定し、シュミレーションを何度も頭の中で繰り返す。
もちろん一番の基本はレース中にどう動くか?これが基本で、ここから逆算して組み立てを始めるのだが。スタートからチェッカーフラッグ、そして表彰台と定番はある。そしてレースというルーティーンを安直に追いかけると、実際は楽だし安心感もある。だがそれでは人と同じ写真しか撮れない…
いつも僕が一番大切にしているのは、自分が何を撮りたいか?何を表現したいのか?ということだ。表現者であるから、当たり前のことと言えばそうなのだが、だから時には表彰台を捨てても撮りたいワンカットがあれば、全てを捨ててもその為の動きをすることもある。
Team ZEROBORDERの面々はそういった意味では、全員がヘソ曲がり!(笑)他のカメラマンと正反対を向いて狙っているヤツ、寝転がってファインダーをのぞいてるヤツ、端から見ると、一体何を撮ってるんだ?そう思えるような撮影風景だ。
格好よく言えば個性派の集団なのかもしれないが、でもハッキリ言えば正体はタダの我が侭な連中の集まりだ(笑)今もフォトグラファーズ・ルームで無邪気に声高に、まるで子供のように周囲の迷惑を顧みず、自分達の撮った写真を得意げに見せ合って喜んでいるのは、Team ZEROBORDERである。
シリアスに仕事をされている周囲のフォトグラファーの皆さん、本当に申し訳ない…代表として心からお詫びを申し上げます…