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昨年からニュルブルグリンクと年次交代で開催されるドイツGP、今年はホッケンハイムで開催される順番だ。昨日パリより陸路でおよそ580キロ、時間にして5時間で現地入りした。ホッケンハイムのドイツGPは湿度も高く暑いというのが、僕らのイメージだが、道中の車外の気温は最低で13℃、現地入りしても最高気温が19℃と、日本では想像もつかないし、あり得ない7月の気候だ。
今朝も小雨が降り続けるホッケンハイムリンクだが、天気予報は回復傾向にあり、日曜日には晴れの予報がでている。さらに先週はここでテストも行われているという状況もあり、セミ・ウエットコンディションの今日の午前中のフリー走行は、おそらく各チーム共にインステレーションラップ程度ですませ、多くは走らないと予想していた。
しかし実際には早い段階からマクラーレンが口火を切ると、次いでルノー、フェラーリと各有力チームが続々と走り出した。イギリスGPで好調だったマクラーレンの2台はここでも調子良く、いい感じでセッションをスタートした。そしてイギリスGPを失敗と認めたフェラーリも必死の巻き返しを狙い、更にルノーのアロンソも頑張っている。元世界チャンピオンのプライドがあるだろうから、今シーズンの状況をこのまま認め、受け入れるわけにはいかないだろう。
午後に入って完全なドライ・コンディションとなっても、勢力分布は大きく変わることはなく、ハミルトンが2番手のマッサに0.7秒という差をつけ、トップをキープし続けた。
しかしこんな一日は写真を撮る僕には最悪のコンディションだ。晴れるか、あるいはいっそのこと土砂降りの雨でも降るか、その位のメリハリが欲しいものだ。曇り空は写真的にも辛いのだが、僕の場合には何よりもまず気分的に落ち込んでしまうのである。
春の長期予報で今年のヨーロッパは暑い夏になるかもしれない…と聞いていた。決勝日は今のところ晴れの予報が出ているが、最高気温の予想はこれまた7月とは思えない21℃!こうなるとせめて碧空が臨めれば僕としては言うことはないのだが…果たしてどうなることやら。

1957年東京浅草生まれ。1987年、ブラジルグランプリでF1を初撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年より、F1グランプリなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。
2004年、記事主体の既存F1誌に満足できず、
最高の写真を見せたいと、グラフィック誌F1SCENEを創刊。編集拠点をF1の本拠地ヨーロッパに移し、ヨーロッパの文化と日本の感性の融合を合い言葉に「Team ZERO」を率いて「出版の壁」に挑む。〔詳細〕