現在位置:
  1. asahi.com
  2. 関西
  3. F1SCENE GP LETTER
  4. 記事

F1 BELGIUM GP (Sunday)

2008年9月8日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真    ※写真をクリックすると拡大します 写真    ※写真をクリックすると拡大します 写真    ※写真をクリックすると拡大します 写真    ※写真をクリックすると拡大します フォトギャラリー

 グランプリ最終章に向けて大きな意味を持つベルギー、イタリアの連戦。その初戦のベルギーはスパ・ウェザーに翻弄され、波乱の結末を迎えることに…

 セミ・ウエットコンディションでスタートをきった決勝レースだったが、序盤にハミルトンのミスもあり、スパを得意とするライコネンが先頭に立つと、そのままレースをリードし続けた。この時点では、おそらく誰もがこのままライコネンがリードラップを重ね、ゴールまで向かうだろうと思っていたはずだ。

 だが、気まぐれなスパ・ウェザーが思わぬ悪戯を仕掛けたのは44周のレースが残りわずか2周にとなった時だった…ドライ・タイヤでそのまま走りきれるか?そう思われた小雨が、あっというまに路面を濡らした。

 ライコネンとの差を一気に詰めたハミルトンは最終コーナーで仕掛け、あわやというタイミングだったが抜くことはできず、結果的にシケインをショートカットすることになった。しかし執拗に次の1コーナーの進入で揺さぶりをかけ、今度はライコネンをパスすることに成功する。激しくなった雨脚にライコネン,ハミルトン双方ともスピンを喫しながらも、必死にバトルを繰り広げるが、最終的にライコネンがスピン後にクラッシュ。これで幕切れ、となるはずだったのだが…

 レース・スチュワートはハミルトンのシケインのショートカットに対し、ペナルティーを科し、最終的にはマッサ、ハイドフェルド、ハミルトンの順位となった。

 *シケインのショートカットに対するペナルティーは本来はピットスルー・ペナルティーなのだが、レース終了後の裁定なので25秒加算のペナルティーとなった。

 しかし今日のレースはファンもチームクルーもメディアも一体となって沸いた。結果はともあれ本当に久しぶりに楽しいレースを見た気がする。もちろんスパ・ウェザーは見事な演出でレースを盛り上げてくれたが、やはり追い越しのできるサーキットこそが、何よりも今のF1に求められている必要なものなのだと、ハッキリと判らせてくれたベルギーGPであった。


プロフィール

宮田 正和 Masakazu MIYATA

 1957年東京浅草生まれ。1987年、ブラジルグランプリでF1を初撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年より、F1グランプリなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。

 2004年、記事主体の既存F1誌に満足できず、 最高の写真を見せたいと、グラフィック誌F1SCENEを創刊。編集拠点をF1の本拠地ヨーロッパに移し、ヨーロッパの文化と日本の感性の融合を合い言葉に「Team ZERO」を率いて「出版の壁」に挑む。〔詳細〕

  • グラフィック誌・F1SCENE 写真だけが真実を語る
  • PR情報
    検索フォーム
    キーワード:


    朝日新聞購読のご案内