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プロ野球・オリックス 連敗ストップ、ラロッカ男の意地

2008年04月29日

 屈辱に耐え、苦難を乗り越えてきた男の意地だった。

 同点の8回2死一、二塁でオリックスのラロッカが打席へ。開幕から打撃の調子が上がらず、打率は2割を切り、17日には2軍へ。打撃不振による降格は来日5年目で初めてだった。そして、1軍復帰したこの日も3打席目まで無安打。それでも、信じていた。「不振は永久に続くものではない。いつかは打てる」

 2死からカブレラが二塁打を放ち、目の前でローズは敬遠された。ほかの「ビッグボーイズ」が用意した好機を、無駄にはできない。

 フルカウントからの6球目。外角の変化球をしぶとく中前へ。3月25日以来の適時打が貴重な決勝点となり、「球をよく見て強くたたくことだけを考えていた。やっとここ(1軍)に戻ってこられたという実感がわいた」と笑顔で額の汗をぬぐった。

 2軍では悪い時の打撃フォームをDVDで見直し、上体が突っ込んでしまうことを突き止めた。それを、引っ張らずに右方向への打撃を繰り返すことで修正。球を引きつけることで下半身が安定し、「強い打球が打てるようになった」。そして、1軍復帰を果たすと、すぐさま結果で応え、自信も取り戻した。

 これで連敗は4でストップ。コリンズ監督は「大きな1日になった」と、勝利の立役者となった男の復活に目を細めた。看板打線の「ビッグボーイズ」が再び結成された。(榊原一生)

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