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プロ野球・阪神 勢いの差で首位決戦を勝ち越し

2008年5月5日

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 勝負は1回で決した。打者一巡、28分間の猛攻。阪神が、前夜のサヨナラ負けの嫌な雰囲気を一気に消し去った。

 1回無死一、三塁。打席に立った新井は「昨日が嫌な流れだったので、絶対に先制したかった」。ど真ん中のフォークを振り抜くと、打球は左翼前へ。言葉通りの一打で、流れを引き寄せた。

 前日は久保田、藤川が打ち込まれた。昨年、同時期に9連敗と失速したチームにとって、嫌な流れが生まれかねない状況だった。だが、2試合連続猛打賞と波に乗る新井が、不安をぬぐい去った。「気持ちです。点が入ってうれしかった」

 誰もが、同じ思いだった。だから打線がつながる。金本の四球をはさみ、葛城、鳥谷、矢野も連続タイムリー。7点目となる8番・関本の中犠飛まで、スコアボードにアウトを示す赤いランプがともることはなかった。

 負ければ0.5差まで詰め寄られる首位決戦の3戦目で、これ以上ない展開。先発・杉山は制球に苦しみながら7回途中まで4失点。野手陣は好捕の連続でもり立てた。さらに追加点を奪い、6連戦を控える救援陣に貴重な休暇をプレゼントした。

 阪神は31試合を消化して、いまだ連敗なし。「昨日は負けたと思ってないしな。でも、これだけ消化して、(連敗がないのが)不思議やなぁ」と岡田監督。竜をのみ込んだ勢いで、虎が突っ走る。(松沢憲司)

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