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プロ野球 ハマの「虎キラー」 首位走る阪神に土

2008年05月09日

 最下位を行く横浜の「虎キラー」が、首位を走る阪神に土をつけた。これで阪神相手に通算35勝目(14敗)。119勝のうち、約3分の1を占める相手に、三浦は無類の強さを誇っている。

 相性の良さには、必ず訳がある。だが、エースはその秘密を明かさず、「よく聞かれるんだけど、たまたまだよ。毎回マウンドに上がる時の気持ちは一緒」としか言わない。唯一、いつもと違ったのは、この日は完投などを考えず「とにかくいつも先に点を取られているので」と、1回から全力で飛ばしたということだった。

 直球の最速は146キロ。平均で140キロいくかいかないかだから、「スピード違反だよ」と右腕が笑うのも無理はない。1回のピンチを切り抜けると、リズムに乗った。

 エースの思いは、ここまで投げた5試合で10点しか奪えなかった打線にも伝わる。3回は4番村田。「これまで三浦さんが投げている時、早い回に援護出来なかったから」。先制の3ランを放てば、6回には吉村にタイムリーが飛び出した。「三浦さんが頑張っているのに、ここまで2打席凡退していたので。何とか助けたかった」

 エースに今季2勝目がつき、4番が打ち、阪神に今季初の連敗を見舞い、チームはやっと今季10勝目。「いい形だったね」と大矢監督が話すとともに、ロッカールームには久しぶりに笑顔があふれていた。(吉原大介)

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