清原の打撃投手を務める桑田氏=高橋正徳撮影
オリックス・清原の打撃投手を務めた桑田氏(右)=高橋正徳撮影
3月にプロ野球の現役を引退した元大リーグ・パイレーツの桑田真澄さん(40)が29日、スカイマークスタジアムでオリックスの清原和博内野手(40)の練習に参加し、打撃投手を務めた。
2人は大阪・PL学園高の同級生。高校時代に春夏計5度の甲子園大会に出場して「KKコンビ」と騒がれ、2度の全国制覇を成し遂げた。プロでもエース、4番として一時代を築いた。今回は、左ひざ手術からの復活を目指す清原選手を励まそうと、桑田さんが打撃投手を買って出た。
公式戦での対戦は94年の日本シリーズ第5戦が最後。その試合は巨人の桑田投手が完投勝ちしたが、西武の清原選手は2本塁打を放っている。
この日は最初から和やかなムードで、パイレーツのユニホームを着た桑田さんが軽く投げた直球を、清原選手が右翼席へ放り込んだ。清原選手は冗談交じりに「おれの最後のホームランやで」。最後は1打席限定の真剣勝負をして空振り三振。「最後のKK対決」は桑田さんに軍配が上がった。
この日のために肩の状態を維持してきた桑田さんは「プロの球を最高の場所で投げられたことに感謝している。清原君には彼らしいホームランを打って欲しい」。2季ぶりの1軍復帰が間近の清原選手は「(1軍復帰へは)プロに入る時以上の恐怖感、不安でいっぱいだったが、桑田がポンと背中を押してくれた。投げてくれたことを感謝したい」。最後は2人ともすがすがしい表情で握手を交わした。(榊原一生)