2日開幕する第90回記念大会の開会式で選手宣誓する福知山成美(京都)の椎葉一勲主将は、宣誓を希望した主将34人の中から抽選で決まった。全55代表のうち宣誓を辞退したのは21人。なぜ、晴れの舞台を敬遠したのか――。
その理由で多かったのが、「試合に集中したい」。辞退したある主将は「緊張して毎晩眠れなくなり、練習どころじゃなくなる」と話した。「滑舌(かつぜつ)が悪い」と自己分析してやめた主将もいた。
宣誓を希望した34人の中にも「スタンドの友人や家族、周りの仲間の期待が伝わってきて、拒否できる雰囲気じゃなかった」(近畿地方の主将)という声があった。
そんな中で九州・沖縄の8人は全員が宣誓を希望。浦添商(沖縄)の仲村早人主将は「一生に一度のチャンス。もともと目立ちたがりだし、ぜひやりたかった」。本番で大役を務める椎葉主将は「優勝の勢いでやりますと言ってしまった。宣誓は甲子園に出た勲章」と準備に余念がない。
第80回記念大会では横浜(東神奈川)の小山良男主将(当時)が宣誓。松坂大輔投手を擁して優勝し、小山主将は優勝旗を手にした。同校の小川健太主将は「10年前の印象があり、自分もやってみたかった」と残念がった。