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ともに中3の夏152キロに憧れ 大阪桐蔭2人のエース

2008年8月15日

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 追いすがる強力打線を相手に、2人で耐えた。14日、東邦(西愛知)を下して8強入りを決めた大阪桐蔭(北大阪)のダブルエース。最大のライバルは、最高のチームメートでもある。

 背番号「1」の福島由登君(3年)と、「9」の右翼手、奥村翔馬君(同)は入学以来の親友だ。ともに中3の夏、最速152キロの左腕、辻内崇伸投手(巨人)を擁する大阪桐蔭の甲子園での活躍を見た。

 「どうせ高校野球をやるなら、レベルの高いチームで自分を試してみたい」。福島君は徳島から、奥村君は福岡から、激戦区の大阪で勝ち上がる道を選んだ。

 先に認められたのは奥村君の方だった。中学時代に138キロを記録した速球を見込まれ、1年の夏に背番号をもらったが、ひじの剥離(はくり)骨折が分かり、メンバーを外れた。その後、コントロールのいい福島君が頭角を現す。福島君が先発し、球威のある奥村君が救援するパターンが確立した。

 12日の金沢(石川)戦。福島君が4回までに5失点し、奥村君の好リリーフに救われた。東邦戦を前に、2人は試合のビデオで互いの投球を分析した。「甘い球が多いぞ」。そう言われた福島君は、厳しく内角を突くピッチングを自らに課した。

 1回、奥村君の「ストライク送球」で三塁を狙った走者が刺され、リズムに乗れた。だが8回、本塁打を含む3連打を浴び、「ごめん」と言い残して降板。代わった奥村君は最少失点で切り抜けたが、強気の投球が裏目に出て9回にピンチを迎える。再び福島君にマウンドを託した。

 奥村君は「背番号1をつけたい気持ちはある。でも、チームで一番信頼されているのはあいつ」。彼の安定感を見習いたいと思う。

 「後ろに奥村がいるのは心の支え」。相手の猛攻をしのいだ福島君が「ライトのエース」をねぎらった。その信頼の大きさも負けてはいない。(左古将規)

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