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試合前、心伸ばすヨガを 片山梨絵(マウンテンバイク)

2008年6月12日

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写真買い物もストレス解消になる。「五輪代表に決まって、このカーディガンを買いました。頑張ったから、いいか、と」=林正樹撮影写真斜面を走る片山梨絵

 5月末の北京五輪代表選考会を前に、自らの異変に気がついた。息が吸えず、吐き出せない。極度の緊張で呼吸が浅くなっていた。それをほぐしたのが、ヨガだった。

 「ヨガをやっていなければ、呼吸の乱れにも気がつかなかったかもしれない。ポーズを取ることで、胸が開いてくる感じがした」

 おかげで、大一番で普段通りの力を発揮。2位に3分半以上の大差をつけて五輪切符をもぎ取った。

 ヨガには04年、当時のコーチに勧められて取り組み始めた。「練習ではガーッと集中するから、自転車を降りたら何もしないことが多い。ヨガをすることでリラックス出来る」。今では、自転車専門誌にヨガの連載を持つほどだ。

 好きなのは、仰向けに寝てリラックスする「なきがらのポーズ」。レースの朝には、「立ち木のポーズ」をする。軸足にそって、反対の足をあげてバランスを取る。そうすると、集中力が高まるという。五輪を終えたら、指導資格を取りたいと考えている。

 「旅をしたい」と岡山大でサイクリング部に入部した。アスファルトの路面を走るのに飽きた1年秋、先輩のレースを応援にいってオフロードにはまった。翌年からジャパンシリーズに参戦した。

 とはいえ、最初から五輪を目指していたわけではない。転機になったのは、4年前だ。五輪代表選考会で残り1周で逆転されて2位。「選考会時にはまだ日本には枠がなかったので、レースの一つだと思っていた。その後枠が回ってきてすごくショックだった」。五輪に行きたい、と思った。

 同じ年、全日本選手権で初優勝し、岡山大大学院を卒業後、実験補助の仕事をしていた研究所を半年でやめた。「研究所はプロの集まり。本当に好きなことを追求する姿を見て自転車だけに絞った」

 競技歴10年余りで、五輪にたどり着いた。「好きで続けてきただけ。競技だと意識して目を三角にしていたら、もうやめていたかも。幸せだと思う」。大舞台を前に、自然体だ。(川崎治子)

かたやま・りえ 79年9月、大阪府吹田市出身。岡山大入学後、マウンテンバイクに出会う。04年から全日本選手権4連覇。今年5月の北京五輪代表選考会に優勝し、初の五輪出場が決定。現在は神奈川県で練習をする。SPECIALIZED所属。157センチ、48キロ。28歳。

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