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シニアライフ応援!!高齢者住宅を考える1 現状と選ぶ心得

[掲載]2008年07月04日

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写真相談者に各施設の違いを説明する岡本さん(右)。高齢、要介護入居者の場合は家族が相談に訪れるケースが多い=関西有料老人ホーム紹介センター相談室写真岡本弘子さん 関西有料老人ホーム紹介センター 主任相談員。入居相談のかたわら、年30回以上の有料老人ホームセミナー講師を勤める。消費生活アドバイザー、消費生活専門相談員、福祉住環境コーディネーター。関西有料老人ホーム紹介センターhttp://65110.jp

■希望を持って選ぶ

 社会の高齢化を背景に、高齢者住宅に注目が集まっています。その種類は様々で、自分にはどの住宅が合うのか、分かりにくいのが現状です。充実したシニアライフを実現するために知っておきたい現状や考慮すべき点をシリーズで特集します。

 今回は、関西有料老人ホーム紹介センター主任相談員の岡本弘子さんに、相談の現状と住宅選びの心得を聞きました。

 センターを開設して4年、相談件数は年々増え、今年は5千件を超えることが予想されます。以前は子どものいない単身女性が多かったのですが、最近は「やりたいことをして過ごしたい」「健康・介護面で安心を得たい」というアクティブな60〜70歳代の夫婦が、元気なうちから相談に来る傾向にあります。

 背景には、高齢者住宅の選択肢が広がったことが挙げられます。2000年の介護保険法施行で、有料老人ホームを中心に民間の高齢者住宅が急増しました。有料老人ホームは費用バリエーションも増え、入居金が不要の施設や、生活保護を受けている人でも入れるように月々の支払いを抑えた施設もあります。

 06年には改正介護保険法により総量規制が設けられ、介護付有料老人ホームなどの新規開設に歯止めがかかった一方、規制の対象にならない高齢者専用の賃貸住宅(高専賃)や分譲マンションなども登場しています。

 ところが定義が複雑になりました。有料老人ホームにも介護付きや住宅型などがあり、入居対象者やサービスも様々。高専賃にもサービスが有料老人ホームと変わらないものや、適合高専賃と呼ばれるものもあります。

 この複雑化した現状をしっかり把握しようと努める人がいますが、大切なのは数ある中から、自分が検討するべき住宅を絞り込むこと。そのためには老後の人生をどう過ごしたいか、希望や解消したい不安要素をしっかり考える必要があります。入居金が高くて豪華な施設や手厚い介護が、誰にとっても最適とは限らないのです。

 入居のタイミングも重要です。60歳代の人にとって80歳代の自分は想像し難いですし、寿命が分からないからプランが立てられないという声も聞きます。現状の自分に合わせるか、将来を想定して選ぶか、悩むところですが、元気なうちに早めに入居するのがおすすめです。食事や健康管理の下で元気に過ごせることはもちろん、将来、慣れ親しんだ住環境で介護を受けるための人間関係作りもできるからです。

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