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癒やされたいっ

【磐船神社の岩窟めぐり】登ってくぐって達成感

2010年4月26日

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写真恐る恐る進む記者。白いたすきを着用、滑りやすい靴はわらじに履き替える=大阪府交野市私市9丁目地図   

 岩窟(がんくつ)めぐりができるという大阪府交野市の磐船(いわふね)神社。「ちょっとした冒険を」と気軽に訪れたが、拝殿の後ろの巨石に圧倒された。古代から岩自体が信仰の対象で、修験者の行場として使われてきたという。レジャー感覚は吹っ飛び、厳かな気持ちになる。

 「通り抜けると、生まれ変われる」とされる岩窟の安全措置は今も最低限。手荷物は社務所に預ける決まり。西角明彦宮司から「白い矢印の方向以外には絶対に行かないように」とくぎを刺された。

 入り口だけは鉄製の階段がある。下りると巨石の間にできた空間だ。水が流れ込み、岩の間からわずかに差し込む光が内部を照らし、静謐(せいひつ)な雰囲気。目の前の岩が崩れてきそうで怖いが、阪神大震災でもビクともしなかったらしい。

 「あれ、行き止まり?」。進めそうもない場所に出た。複数の矢印が1点を指し「足から」の文字。足元に30センチにも満たない穴。通るというより落ちる感じでスルリと抜けると、岩に足がついてホッ。

 その後も、岩にへばりつき、よじ登って終点へ。距離にすれば200〜300メートルほど。20分は岩窟内にいただろうか。身一つで岩と格闘した達成感が心地よく残った。

 日頃、不規則な生活でたるみ切った肉体。生まれ変われたかどうかは分からないが、バドミントンをしていた学生時代の活力?がちょっぴりよみがえってきた気もした。(千葉雄高)

■¥500

 拝観料のみ。10歳未満と75歳以上は拝観不可。雨天時も不可。

■メモ 

京阪私市(きさいち)駅より京阪バスにて「磐船神社前」下車(土日のみ)、または近鉄生駒駅より奈良交通バス北田原方面行き、「北田原」から徒歩10分。問い合わせ=072・891・2125。

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