
61年大阪市生まれの獣医師。92年から大阪府守口市で動物病院「まねき猫ホスピタル」を開いている。
石井さんは一九八〇年、北海道江別市の酪農学園大学に入学した。「好きな犬や猫とかかわる仕事をしたい」というのが獣医を目指した動機だった。
ところが、実際の授業では牛や馬、鶏の解剖、精子の採取、去勢手術など、動物の「生命」と向き合うことが多く、戸惑い、緊張する日々の連続だったという。
大学院も含め、北海道での学生生活は計六年。著書「動物のお医者さんになりたい」(コスモヒルズ社)では、その間に体験したさまざまな実習を経て、冷静に動物を扱うプロの獣医に成長していった様子を丹念に書いている。