現在位置:
  1. asahi.com
  2. 関西
  3. 関西の交通・旅
  4. 交通・旅ニュース
  5. 記事

関空第2滑走路、閑古鳥 利用、着陸機の3分の1

2008年7月31日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真手前の第1滑走路で離陸を待つ全日空機。遠い第2滑走路(上方)を使う機は少ない=28日、関西空港、本社機から、森井英二郎撮影

 昨年8月2日にオープンした関西空港の第2滑走路があまり使われていない。着陸専用が原則だが、実際に降りるのは全体の3分の1ほど。旅客ターミナルから遠いため、天井知らずの原油高で、地上走行時の燃料を節約したい航空会社に「遠い」と嫌われているためだ。

 関空は昨年8月から原則として、第1滑走路を離陸、第2滑走路を着陸用に分けた。ただ、最近は昼以降に第2で航空機を見るのは難しい。

 国土交通省関西空港事務所によると、1日平均約180便の着陸機のうち、第2を使うのは35%程度。6割あった昨年8月に比べ、ほぼ半減した。離陸が集中する朝の時間帯と、補修で閉鎖される深夜を除き、第1での着陸をできる限り認めているという。

 航空各社の担当者は「第2滑走路になるべく降ろさないでほしいと要望している」と口をそろえる。第2は旅客ターミナルの中心から4キロ離れ、第1の2倍の平均約7分間、地上を走らなくてはならないためだ。乗客が嫌がるうえ、燃料も余計に要る。

 ジャンボ機の場合、1分間の地上走行でドラム缶3分の1(約60リットル)の燃料を消費する。現在の価格水準では1分で7千円近くかさむ計算だ。第2滑走路から最も遠い駐機場を使う航空会社幹部は「ただでさえ着陸料や賃料が高い関空で、燃料まで無駄遣いさせられたら困る」と言う。

 関空の発着回数は07年度で12万9千回弱。過去最高だったものの、滑走路1本の上限だった16万回さえ遠い。関空会社は便数を増やして、第2滑走路周辺に旅客ターミナルを整備する予算を国にもらう構想を抱くが、航空各社は今秋以降、逆に大幅な減便に踏み切る。(加戸靖史)

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内